売掛金を回収する方法まとめ – 売掛金回収・未回収の分かれ道(最終回)

売掛金を回収する方法まとめ

こんにちは。アラームボックス取締役審査部長の高見です。

「売掛金回収・未回収の分かれ道」最終回は、これまでの売掛金の回収方法まとめです。売掛金回収の現場で適切な手段が実行できるように、確認していきましょう。

売掛金回収の全体像

売掛金回収 全体像

売掛金回収の全体像

売掛金債権の回収に関しては上記の図のように、民法、商法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法その他、実にたくさんの法令が関わってきます。これらを体系的に理解したうえで、売掛金の債務者(取引先)との交渉の各段階において適宜の方法を選択・実行していくことが肝要です。

「売掛金回収・未回収の分かれ道」記事まとめ

今までのブログ記事で解説してきた回収方法についてみていきましょう。

売掛金回収・未回収の分かれ道(第1回)

売掛金回収の心構え、知っておくべきこと、手続きや法令などを解説しています。

債務名義の取得と執行証書 – 売掛金回収・未回収の分かれ道(第2回)

債務名義の取得方法、執行証書を作成するタイミングや費用などを解説しています。

私署証書 – 売掛金回収・未回収の分かれ道(第3回)

私署証書の利用シーンや作成の際の注意や目安などを解説しています。

消滅時効と催告 – 売掛金回収・未回収の分かれ道(第4回)

売掛債権の消滅時効の起算点や中断、内容証明郵便による催告などを解説しています。

支払督促 – 売掛金回収・未回収の分かれ道(第5回)

支払督促の手続きと流れ、効果と注意事項などを解説しています。

差押えと仮差押え – 売掛金回収・未回収の分かれ道(第6回)

差押え(強制執行)すべき時期や手続き、仮差押えが必要な理由などを解説しています。

売掛債権の他債権者との競合 – 売掛金回収・未回収の分かれ道(第7回)

売掛債権の回収において他の債権者を意識すべき時や、担保や保証について解説をしています。

売掛金回収業務から解放されるサービス

ここまでブログを読んできて、やはり自社で売掛金の回収手続きをしてくのは難しいと感じる方もいるでしょう。そんな方には、売掛保証などのサービスを利用することをオススメします。

売掛保証とは、取引先の倒産などで代金が未回収になった時に、保証会社が代わりに損失金額を支払ってくれるサービスです。詳しくは以下のリンクを参照ください。

売掛保証の注意点としては、すでに売掛金の未回収が発生したあとでは保証をかけることができません。病気になってから医療保険に入れないのと同じ理由です。売掛保証を利用したい方は、売掛金が未回収になる前の正常な状態のうちに、見積もりをとって保証をかけておきましょう。

売掛金回収における本当のゴール

目の前の売掛金回収の手続きを急ぐことで、必ずしも全額が回収できるわけではありません。例えば、売掛金の支払は遅れているものの、まだ事業を継続している取引先に対して差押えをすれば、周囲に混乱をもたらして、債権者が殺到して支払の原資が喪失する可能性もあります。

一時的に支払が滞ったとしても、分割で支払を済ませてもらうなどをして関係を築いたことによって、長期的な取引につながり、大きな利益を生む可能性もあります。

売掛金を迅速にきちんと回収することの重要性は変わりませんが、長期的に自社の利益を最大化させることが本当のゴールです。当ブログで得た売掛金回収の知識や方法を駆使しながら、個別事案ごとに慎重に対応をしていくこと心がけましょう。

「売掛金回収・未回収の分かれ道」を読んだ方へお知らせ

売掛保証セキュアボックス

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。少しだけお知らせです。

当社では、オンラインデータを活用した企業調査サービス「アラームボックス」や、売掛金の保証サービス「セキュアボックス」の運営を通じて、企業調査や審査、与信管理手法の向上に努めています。ご興味あれば、お気軽にご利用またはお問い合わせください。

190円で取引先の動向を常にチェック

販売先や仕入先の定期的な情報収集から、潜在顧客や新規案件の調査まで、管理部門から営業担当者まで、知識に関わらず利用できます。今なら「無料」で試せます。