倒産情報まとめ(2018年5月)

こんにちは。アラームボックスのデータ解析担当タカです。

2018年5月度の倒産情報のまとめです。個別の倒産事例を対象にした「倒産情報レビュー」もぜひご覧ください。

株式会社イデアクエスト(福祉機器開発販売、東京)の倒産情

ロボットスーツ開発のCYBERDYNE社の副社長を務めた経歴を持つ、坂本光広氏によって2012年に設立された「株式会社イデアクエスト」は、介護分野に特化したシステム「OWLSIGHT(アウルサイト)」などを開発・販売していました。慶応大学発のベンチャー企業として話題になりましたが、開発費用がかさみ業績が悪化。事業を譲渡し、破産開始決定となりました。

ゴールデンゲイン株式会社(シェアハウス運営販売、東京)の倒産情報

日向司氏によって2015年に設立された「ゴールデンゲイン株式会社」は、東京都内を中心にシェアハウスの運営事業を展開していました。約100棟の物件を手がけ、個人投資家へサブリース方式で販売していました。しかし、入居率の低下やなどからサブリースのオーナーへの家賃支払の停止や業者への未払いなどが発生、代表以外の役員が退任するなどの事態も発生していました。同じシェアハウス投資で話題になったスマートデイズやサクトインベストメントに続き、破産開始の決定となりました

株式会社サカエリズム楽器(楽器製造、大阪)の倒産情報

1925年創業の「株式会社サカエリズム楽器」は、ドラム・ティンパニー・パーカッションなどの打楽器の製造・販売を手がけていました。最盛期にはYAMAHAなどの大手楽器メーカーのOEM製造なども手がけ、その品質に海外・国内ともに好評を博していました。しかし、OEM受注が大幅に減少したことで売上が減少。自社ブランド「SAKAE Drums」の製造・販売に舵を取りましたが業況は改善せず、事業の停止となりました。

株式会社ディンゴ(ゲーム開発、東京)の倒産情報

庄司竜也氏によって1998年に設立された「株式会社ディンゴ」は、据置型ゲームソフト・スマートフォン向けゲームの企画・開発を手がけていました。『初音ミク-Project DIVA-』や『フォトカノ』『オカルトメイデン』などの企画開発など実績を重ねていました。しかし、スマートフォン向けゲームの開発予算の高騰や同業との競争の激化などを受け、資金繰りが悪化。破産手続きとなりました。

株式会社ビバック(建設機械販売レンタル、東京)の倒産情報

山田泰之氏によって2004年に設立された「株式会社ビバック」は、建設機器の販売、レンタルを手がけていました。設立間もない同社ですが、東日本大震災後の復興需要を追い風に事業を拡大していました。しかし、2017年12月の「株式会社PROEARTH」の破綻や主要取引の「有限会社大曲建機」の経営破綻を受けて不良債権が発生。再建は厳しく、破産開始決定となりました

株式会社日本コンタクトレンズ(医療機器製造、愛知

故 水谷豊氏によって創業された「株式会社日本コンタクトレンズ(代表:水谷純)」は、日本初のコンタクトレンズメーカーとして「ニチコン」シリーズなどを開発、製造していました。日本のコンタクトレンズ市場を牽引していましたが、使い捨てレンズや海外メーカーにシェアを奪われ業績を落とし、2016年11月に民事再生法の適用を申請していました。2018年4月に再生計画が可決していましが、スポンサーに内定していた投資会社からの支援が中止になり、再建を断念、民事再生手続きの廃止を申請しました。

クーロン株式会社(システム開発、東京)

シンバス 倒産

佐藤由太氏によって2011年に設立された「クーロン株式会社」は、東京都港区にオフィスを構え、ウェブメディアの運営やシステム開発を手がけていました。設立間もない同社ですが、ウェブメディアの『ガジェット速報』の運営の他に、自社開発したコメント管理サービス「Quelon(クーロン)」を販売し、複数のメディアで採用されていました。しかし、自社メディアの運営方針で物議を醸した他、2016年には販売していたシステムに不具合が起こるなどしていました。

株式会社花園万頭(菓子製造販売、東京)

1834年に創業された「株式会社花園万頭」は、金沢で「石川屋本舗」の名で始まり、1930年に新宿へ移転。近くの花園神社にちなんで「花園万頭」に屋号を改め、自社店舗や関東のデパートを中心に和菓子を販売していました。1994年には約42億円の売上を記録するなど人気を博していましたが、バブル期の有利子負債が重荷になるなどし、資金繰りが厳しくなり、破産手続きの申請となりました。

2018年5月度の倒産の傾向

2018年5月度は、「株式会社シンバス」などWEBやシステム開発の会社の倒産が目立ちました。その他では、シェアハウス運営の「ゴールデンゲイン株式会社」は、4月の「株式会社スマートデイズ」と同業種、建設機器の販売、レンタルの「株式会社ビバッ」は、昨年の「株式会社PROEARTH」の同業種であり、世間を賑わした大きな倒産が同業種の企業倒産へ影響を与えている可能性を感じさせました。

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