【デジックス】倒産情報レビュー(第6回)

tousan6

画像はイメージです。実際とは異なる場合があります。

こんにちは。アラームボックスのデータ解析担当タカです。

今回、6回目の倒産レビューは、昨年末に経営破たんが明るみになった「株式会社デジックス」です。

会社の基本データはこちら

会社名 株式会社デジックス
代表者 土岐 隆之
資本金 23,800万円
倒産日 2017年3月31
倒産種別 破産(任意整理から移行)
負債総額 44億円内外

株式会社デジックス(旧商号:DC総研)は、株式会社デジタルチェック(現:ペイデザイン)の子会社として2006年10月に設立されました。同社はクレジットカード決済代行サービスやリース保証など金融支援サービスを幅広く展開しており、中小零細企業や新設法人など、従来の金融機関が敬遠しがちな顧客層を中心に積極的な顧客開拓を行っていました。ただし、その積極性が不良資産の増加を招き、同社の資金繰りを圧迫する要因となりました。また、過去には親会社のデジタルチェック社が未公開株詐欺事件の情報ネタとなっていた時期があるなど、何かと話題が尽きない企業のひとつでした。

それでは、倒産に至るまでにどのような情報が流れていたのかを見ていきましょう。

オンラインデータを活用したリスク管理ツール「アラームボックス」による「株式会社デジックス」の事後検証結果

上記の画像を見ると、倒産の前兆として、何度かアラームが発生しているようです。

昨年の夏頃には当社独自のルートで信用不安の情報を入手し、アラーム「注意」が発生しています。その後、福岡支店の閉鎖の情報により再度アラームが発生しましたが、同時期に当社の売掛保証サービス「セキュアボックス」への審査申込件数も増加した事から、アラームレベルを「注意」から「要警戒」に引き上げています。更に11月末以降には関連会社のAIC社などを含めて、具体的な支払関連の情報が出回り始めたため、一気に信用不安が明るみとなっていきました。

インターネットで「デジックス 倒産」と検索すると様々な情報が出てきます。当社の審査部門では、倒産間際に同社の支払い振りなどに関する問い合わせを受ける機会が多数有りました。同社のホームページを見てみると、一見、業績順調を装っていましたが、実際は第2回のレビュー「てるみくらぶ」と同様、経営状態は火の車だったようですね。ビジネスモデルはとても魅力的でしたが、中小企業に対する与信判断の難しさを改めて目の当たりにする事となった、今回の倒産劇でした。

当社は「アラームボックス」や売掛金の保証サービス「セキュアボックス」の運営を通じて支払振りに不安を抱える複数の情報を入手しています。業績が順調に見える成長企業でも与信管理という視点では注意を払う必要がありそうです。

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
また、次回お会いしましょう。毎週火曜日に更新予定です。

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