ファイル転送サービス「宅ファイル便」が2019年1月に発生した大規模な会員情報の漏洩事件を受け、サービス終了したことが明らかになりました。同サービスは大阪ガスの子会社「株式会社オージス総研」が運営していました。
目次
株式会社オージス総研 概要
株式会社オージス総研について
株式会社オージス総研は1983年設立。大阪ガスの完全子会社であり、大阪府大阪市に本社を構えシステムインテグレーターを事業として運営しています。
2019年1月 宅ファイル便の情報漏洩
2019年1月、同社の提供していたファイル送信サービス「宅ファイル便」が大規模な情報漏洩をしたことが明らかになりました。メールアドレスやハッシュ化されていないパスワード、住所などが流出。その数は480万件にのぼりました。
宅ファイル便から漏れた情報の続報がやばすぎてひく…
どうすんのこれ…全部じゃん… pic.twitter.com/b2bhs34FyZ— 🐬MALINO🐬ԅ(≖‿≖ԅ)🌥️お絵かきします (@tibiMALINO) 2019年1月28日
宅ファイル便電話問い合わせメモ(29日9時30分)
Q:ファイルは? A:ファイル流出は確認していない。
Q:流出パスワードでなりすましログインされたらファイルは漏れるのでは? A:その通りで可能性はある— 三上洋 (@mikamiyoh) 2019年1月29日
2020年1月 宅ファイル便のサービス終了
2020年1月15日、同社は事件以来サービスを停止していた宅ファイル便に関して、正式にサービス終了を決定したことを発表しました。「オフィス宅ふぁいる便」に関しては別のシステムで運用しており、サービスを継続していくとのことです。
株式会社オージス総研の評判
株式会社オージス総研および宅ファイル便について、ネット上では様々な投稿があります。
宅ファイル便が2020年3月31日をもって終了らしい。不正アクセスで情報が外部に漏洩したのが引き金だろうけど、4G、5Gで大容量ファイルもサクサク遅れる時代になったもんな。世界の変化は早い。https://t.co/m2KUnoUqqt#宅ファイル便
— なべちゃん (@nabechanzeyo) 2020年1月14日
殆どが無料ユーザーで、文句言うのも無料ユーザー。
確かに古いユーザデータは削除した方がいいし、平文で保存されていたというのも宜しくはない。
それでもオージス総研にははっきり言って同情しかない。 https://t.co/OdfpiFPlZE— とあるスタートアップ(元)社長 (@eccentricia) 2020年1月14日
「宅ふぁいる便」3月末終了 不正アクセス受け停止中 時事通信