東京都杉並区でアニメ制作を手掛けていた「株式会社ガイナックス」が破産手続きの開始決定受けたことが明らかになりました。負債総額は約3億8000万円の見通しです。
株式会社ガイナックス 企業情報
株式会社ガイナックス 倒産までの流れ
株式会社ガイナックスは1984年設立。同社はアニメーション映像作品(TV、劇場映画など)の制作を主力に手掛けるほか、パソコン用または家庭ゲーム機用のソフトウェアの開発・販売も行っていました。また、1995年に放送された同社製作のテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」は社会現象になるほど大ヒットし今なお人気を博しています。
しかし、経営陣の無計画な会社運営により優秀なスタッフの退職が相次ぎ、経営状況が悪化。その後代表が交代するも、就任直後に未成年への性加害で逮捕されるなどの不祥事もあり、こうした状況を改善すべく債権者の「株式会社カラー」の支援で当時の経営陣を刷新し、経営改善に取り組んでいました。しかし、もともと抱えていた多額の負債により債権回収会社から債権請求訴訟の提訴を受け、これ以上の事業継続は困難と判断し今回の措置となりました。
なお、ガイナックスの「新世紀エヴァンゲリオン」などの商標や作品の版権などは、同社の元所属である、庵野秀明氏が設立した株式会社カラーに譲渡されています。
株式会社ガイナックスのネット上の評判・与信に関する情報
ガイナックスが存在しなかった世界線のエヴァンゲリオン。どこかのアニメ会社が100パー担当している。 pic.twitter.com/wqFuwsX2bc
— ぼおん (@born_ug2) 2019年7月7日
ありゃー ガイナックスとうとう破産しちゃったか
フォロワには言うまでもないだろうけど前に作った画像再掲しとくね。 pic.twitter.com/YZSilxu3eL— りゅうのすけ@カルチャー観測者 (@ryunosuke3000) 2024年6月7日