フォークリフトアームの開発・製造を手掛ける株式会社TS商事（旧：株式会社トヨシマ）が特別清算開始命令を受けたことを明らかにしました。

株式会社TS商事（旧：株式会社トヨシマ） 概要

株式会社TS商事（旧：株式会社トヨシマ）について

株式会社TS商事（旧：株式会社トヨシマ）は1936年に設立。
主力製品であるフォークリフトアームは、日本国内でのシェア60％を占め、自社工場で一貫して製造を手掛けており、高い製造技術を備えていることから特許を取得し多岐に渡って営業基盤を確立していました。

しかし、リーマン・ショック以降は自動車メーカーなどの海外生産の影響を受け、売上は減少。また、為替の影響や、中国での生産コスト上昇などにより損失を計上し、リストラ策を講じるなど対策を練ったが、業績の悪化の一途を辿る一方でした。

2017年3月には金融機関に対してリスケを要請し、再建を目指し、2018年には株式会社イチネンホールディングスが事業再生スポンサーとなり、その後は会社分割を行い、事業を継続していました。

今年1月に株主総会の決議により、同社を解散し特別清算開始命令を受けたことを明らかにしました。

株式会社TS商事（旧：株式会社トヨシマ）のネット上の評判

掲示板やSNS上には同社に関する書き込みがいくつか投稿されています。

フォークリフトでけがをしたので労災保険を卸してほしいと伝えたら、今回は無いことにしてほしいと言われた。その後、病院行ったら骨折していた

同期入社した20人程度の社員が1年以内にほぼ全員退職してしまい、総務部長は入れ替わりが激しく半年で3人変わった

なお、負債総額は金融債務を中心に約30億円あるとのことです。