株式会社日本医科学動物資材研究所は9月30日に事業を停止し、今後の債務整理を弁護士に一任したことを明らかにしました。
目次
株式会社日本医科学動物資材研究所 概要
株式会社日本医科学動物資材研究所について
株式会社日本医科学動物資材研究所は1965年に設立。自社保有施設にて、モルモットやウサギなど医薬試験用として用いられる実験動物の生産販売を手掛けており、医療研究機関や大学などを得意先として取引を行っていました。
文科省による厳重注意
2005年には、法に基づく遺伝子組み換え生物等に関する適切な情報の提供を行っていなかったとして、同社は文部科学省より厳重注意を受けていたことが明らかになりました。
投資負担で資金繰りが悪化
近年では取引先からの受注が減少しており、さらに以前から重くのしかかっていた研究開発費や設備などへの投資負担が加わり、資金繰りが悪化。事業の継続を断念し、今回の措置に至ったことを明らかにしました。
負債総額は約7億7000万円の見通しとのことです。