「関西中央グループ」各社への事業資金を提供していた「大日本交通事業(協)」が破産へ

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大阪市でグループのタクシー会社に事業資金などを提供していた「大日本交通事業協同組合」が破産手続きの開始決定を受けたことが明らかになりました。
負債総額は約58億円の見通しです。

大日本交通事業協同組合 企業情報

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法人名 大日本交通事業協同組合
種別 破産手続開始決定
信用状況 調査サービスに登録して確認する
代理理事 藥師寺 大思
所在地 大阪府大阪市北区堂山町15番2号
法人番号 2120005006037
業種 協同組織金融業
出資金 300万円
関連グループ 関西中央グループ

大日本交通事業協同組合 倒産までの流れ

大日本交通事業協同組合は1973年設立。同組合は「関西中央交通株式会社」や「茨木高槻交通株式会社」などが所属していた「関西中央グループ」の事業協同組合として設立され、組合員の各社に対し事業資金の貸し付けや交通情報提供などを行っていました。

しかし近年は新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響を受け、業界全体が下火となったことで「関西中央グループ」の業績が悪化。その後は、燃料費高騰やドライバー不足による影響でグループに所属する9社が2024年3月に民事再生法の適用を申請。同組合にも注目が集まる中、各グループ会社の事業譲渡や破産手続き開始に伴い、同組合も役割を終え今回の措置となりました。

なお、同時に民事再生法の適用を申請していた「関西中央交通株式会社」は、自主再建の方向で再生手続きが進められているとのことです。

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