2024年3月に民事再生手続きを申請していた大阪府のタクシー会社「茨木高槻交通株式会社」と関連8社は手続きの廃止決定および保全管理命令を受け、破産手続に移行することが明らかになりました。
茨木高槻交通株式会社 企業情報
茨木高槻交通株式会社 倒産までの流れ
茨木高槻交通株式会社は1941年設立。同社は大阪を主力に運営する老舗のタクシー会社であり、観光客や終電客など遠距離の客を多く受け入れている施策のほか、過去にはバスの貸し切りなども手掛けているなど幅広く運送業を行っていました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により業績は悪化。厳しい経営状況の中、バス事業から撤退するなど経営改善を進めていましたが、燃料費高騰や人材不足などもあり事業継続が困難であると判断し2024年3月には民事再生法の適用申請をし、同月末には再生手続き開始決定を受けていました。しかし事業整理を進める中で、社会保険料などの公的負担料を返済できず、今回の措置となりました。
負債総額は茨木高槻交通株式会社を含めたグループ8社で約92億3100万円の見通しです。
茨木高槻交通株式会社のネット上の評判・与信に関する情報
倒産速報 | 株式会社 帝国データバンク[TDB]茨木高槻交通株式会社など8社
JR総持寺駅開業の日にお世話になったタクシーなのになぁ… https://t.co/aUGeeYferc
— 大河阪急@HK-08 (@hankyu_taiga) 2024年5月13日