【倒産速報】「SUNLIT」や「Prism」を展開 株式会社サンリット産業が自己破産申請開始

画像はイメージです。実際とは異なる場合があります。

「SUNLIT」や「Prism」などのブランドを展開する株式会社サンリット産業が、事業を停止し自己破産申請の準備を開始したことを明らかにしました。

株式会社サンリット産業 概要

法人名株式会社サンリット産業
代表者小池俊二(代表取締役会長)
代表者小池顕三(代表取締役社長)
所在地大阪府大阪市中央区谷町3丁目6番7号
法人番号4120001080281
業種製造業>繊維工業>外衣・シャツ製造業(和式を除く)
資本金1億円
倒産日2019年8月26日
倒産種別自己破産

「株式会社サンリット産業」について

株式会社サンリット産業は1966年に設立。設立以来、スーツやブレザーなどの定番ユニフォームを中心に手掛け、地元・大阪では総合ユニフォームメーカーとして高い知名度を誇っていました。

さらに、「SUNLIT」や「Prism」といったブランドを展開する傍ら、別注品として警察や自衛隊などの官公庁関連や航空会社の制服も取り扱っていました。また全国の特約店約130社に加え商社や百貨店の販路を確立するとともに、販売管理のPOSなどの設備投資も積極的に行い、1992年9月期には売上高約79億円を計上しました。

しかし、バブルが崩壊したことに加え、職場のカジュアル化が進むなど市場規模が縮小。2000年以降には、各営業所の閉鎖を行うなどリストラを継続的に実施したが、状況は改善できず売上高は減少。

さらに、国内の工場を宮崎工場へ集約、スタジオを閉鎖するなど経費削減を進めていましたが、2014年9月期、2015年9月期には多額の損失を計上し、債務超過へと転落しました。

その後も自力での再建を試みていましたが、2018年9月期に赤字を計上したことから事業再建が見込めないと判断し、今回自己破産申請の準備に入ったことを明らかにしました。

株式会社サンリット産業のネット上の評判

今回の倒産を受けて、ネット上では様々な声があがっています。

他にも、元従業員と思われる以下のような書き込みが2011年頃に投稿されています。

商社やメーカーから取引を停止されている
業績が非常に悪く、ここ数年ボーナスを見ていないうえに昇給すら停止している

なお、負債総額は2018年9月期決算時点で約33億5000万円とのことです。