東京都新宿区の創薬ベンチャー企業「テラ株式会社」が破産手続きの開始決定を受けたことが明らかになりました。
テラ株式会社 概要
テラ株式会社について
テラ株式会社は2004年設立。同社は、東京大学医科学研究所発のベンチャー企業で樹状細胞ワクチン療法の研究開発やその技術、ノウハウを医療機関に提供する事業を行っており、2009年にはジャスダックNEOに上場していました。
しかし、研究費用などの先行投資が資金繰りを圧迫する中、2019年7月には有価証券報告書における重要事項の不記載により、証券取引等監視委員会から課徴金納付の勧告を受け信用が墜落。
さらに、2020年にはメキシコにおける新型コロナウィルスの治療薬開発に携わっていましたが、事実と異なる適時開示を行っていたことが明らかになり、同年10月に東証より特設注意市場銘柄に指定されていました。
そのような中、第三者割当増資などにより経営再建を図っていましたが、資金調達が予定通りに進まず、事業継続が困難となったため、今回の措置となりました。
負債総額は約1億8765万円の見通しです。
テラ株式会社のネット上の評判
テラ 破産手続開始の申立て及び破産手続開始決定に関するお知らせ
>金融機関から融資を受けることはできず、資金が枯渇し、資金調達の見込みもない状況では他に取り得る選択肢もなく、また状況が改善する見通しも立たないことから、今般やむなく破産手続の開始を申し立てるに至りました。 pic.twitter.com/9Er5GLkY2D— sak (@sak_07_) 2022年8月5日
テラ 破産申請 pic.twitter.com/Qddo3elXfO
— たけぞう (@noatake1127) 2022年8月5日
テラ破産
現株主の皆さんには申し訳ないが遅すぎる。メキシコでのCOVID-19細胞医薬開発詐欺を東証、検察、報道、全て殆ど追求せず全容解明もなされぬまま、会社の信用失墜で資金が尽き自滅するまで放置。
リアルタイムで疑いの目を向けた私は海外在住でも身の危険を感じましたhttps://t.co/htNtMfFSbO pic.twitter.com/zu6ns17Sl9— BiotechMania (@BiotechMania) 2022年8月5日
2191 テラ
インサイダー取引で揺れたテラがついに破産決定
(40代女性会社員)
「本当に新薬開発をしていたのか」といぶかる。
鳩山元首相が賛同したことなどから信頼して投資したが、500万円超を失った。
「だまされた気持ちだ」と声を落とす万年赤字のバイオベンチャー投資は本当にハイリスク💀 pic.twitter.com/dpNyXdXvlC
— ふゆほたる@のんびり投資生活 (@fuyuhotaru1) 2022年8月6日