東京都千代田区の電子デバイス製造会社「株式会社JORED」が民事再生法の適用を申請したことが明らかになりました。

株式会社JORED 企業情報

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株式会社JORED 民事再生までの流れ

株式会社JOLEDは2015年設立。同社はソニーグループ株式会社とパナソニックグループ株式会社の有機ELディスプレー部門を統合する形で設立され、電子デバイス製造をメインに手掛けています。印刷方式での有機ELディスプレイの生産のほか、フレキシブルディスプレイや、折り曲げ可能なフォルダブルディスプレイなどの開発も行っており、ソニーやパナソニックのほか、株式会社INCJや株式会社ジャパンディスプレイなども共同出資しています。また、2018年7月にはジャパンディスプレイより能美事業所を前工程ラインとして取得するなど、国内に開発センター、事業所含めて5つの事業拠点を保持しています。

しかし、半導体不足による影響や、同業他社との競争激化、想定を超える研究開発コストなどが重なり業績は悪化。債務超過に陥っていた中、中国企業との資本提携を試みるも、スケジュールの遅れから財務状況は変わらず今回の措置となりました。また生産工場である能美事業所および、千葉事業所も一年以内に閉鎖する旨を発表しているほか、東証プライム上場のジャパンディスプレイから支援スポンサーを受ける形で合意しています。

負債総額は約337億円の見通しです。
民事再生手続開始の申立て及びスポンサー支援に係る基本合意締結のお知らせ

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