福井県越前市に本拠を置く全樹脂電池開発の「APB株式会社」は、4月23日付で福井地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。負債総額は約34億8500万円の見通しです。
APB株式会社 企業情報
APB株式会社 倒産までの流れ
APB株式会社は2018年設立。同社は主に次世代型リチウムイオン電池として全樹脂電池の開発・製造を手掛けていました。全樹脂電池は従来よりも製造工程を大幅に削減できるほか、発火などのリスクを低減するなどの利点があり注目を集めていました。
しかし、開発がコスト面で難しく大量生産が困難に。さらに巨額の設備投資による借入金が資金繰りを逼迫したほか、経営陣を巡る問題も明らかになり、主要取引行から同社に対して会社更生法の適用を申請されるなど対外的な信頼も低下していました。今年2月には全従業員への退職勧奨が通知されており、4月末までの休業を発表するなど動向に注目が集まるなか、事業継続を断念し今回の措置に至りました。
APB株式会社のネット上の評判・与信に関する情報
次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」を開発していたAPB(福井)が破産手続き開始決定(帝国データバンク)#Yahooニュースhttps://t.co/BP7SIT4gzv
NewsPicksの動画を見たばかりなので、色々考えますね。
ぜひ動画観てみると、真相に近づける。— 福井大輔 | 株式会社未来企画 代表取締役 (@fukui_daisuke) 2025年4月24日