淡路島に本拠を置く瓦メーカー「近畿セラミックス株式会社」が自己破産を申請したことを明らかになりました。
近畿セラミックス株式会社 概要
法人名 | 近畿セラミックス株式会社 |
代表者 | 福原幸蔵 |
所在地 | 兵庫県淡路市大谷881番地の8 |
法人番号 | 6140001085070 |
業種 | 窒業・土石製品製造業 |
資本金 | 9,920万円 |
倒産日 | 2019年8月30日 |
倒産種別 | 自己破産 |
近畿セラミックス株式会社について
「近畿セラミックス株式会社」は「近畿窯業株式会社」として1961年に設立し、1986年に「協和窯業株式会社」「近畿産業株式会社」と合併し現商号に改称。淡路島の特産品「淡路瓦」の製造や販売を手掛け、老舗メーカーとして名を馳せていました。
しかし、景気低迷により着工件数が減少。さらに東日本大震災や熊本地震などの災害が相次いで起こったことにより消費者の瓦屋根離れが進み、需要が伸び悩み売上高は急激にダウン。金融機関に対して借入金の返済条件緩和を要請するなどして自力での再建を図っていましたが、悪化の一途を辿る一方だったため断念し、今回の措置に至ったことを明らかにしました。
近畿セラミックス株式会社のネット上の評判
2017年に同社に対して、実際に施工を頼んだと思われる人の口コミが投稿されていました。
https://t.co/WaU2C5aACk
ここの瓦のブラック10年以内に使ってる方要注意!
焼いた釜が悪くて四万枚の欠品がそのままです!
家建てて10年経ってないけど、瓦全部ひび割れてました。
#拡散希望 #屋根瓦 #近畿セラミックス— 🦋るるる_:(´ཀ`」 ∠):🦀🐢 (@0w0chiharu) 2017年8月16日
また今回の倒産を受けて、ネット上では様々な声が上がっています。
>東日本大震災や熊本地震などの影響で消費者の屋根瓦離れが進んだことなどで需要が低迷
昨年の台風21号で被災した家屋の改修の様子見ててもその傾向が顕著。
淡路瓦大手の近畿セラミックス、自己破産申請:日本経済新聞 https://t.co/jz7MJTFbQO
— sleepymouse (@hitmous) 2019年9月2日
近畿セラミックス倒産だそう。
淡路産の釉薬瓦供給できるとこ無くなったんじゃなかろうか。— 屋根アカ (@yane_meshi) 2019年9月1日
一部の掲示板では
といった書き込みが投稿されていました。
なお、負債総額は約20億円の見通しとのことです。