アパレルメーカー「三陽商会」が4期連続最終赤字となり、代表を務める岩田功社長が引責辞任することが明らかになりました。
目次
株式会社三陽商会 概要
株式会社三陽商会について
株式会社三陽商会は1943年に設立。アパレルメーカーの大手として名を馳せており、自社ブランドに加え海外の様々なブランドとライセンス契約を結んでいました。
2015年6月に英ブランド「バーバリー」のライセンス契約を終了したことに加え、10月の消費税増税や台風などの天候不順により販売環境が悪化。さらにネット通販などで手軽に安く購入できるブランドが台頭し主力である百貨店販売の販売不振が続いたことから、2020年2月期には4年連続の赤字を計上する見通しと発表しました。
なお、同社は代表を務める岩田功社長が引責辞任をし、後任には2020年1月1日付で中山雅之氏が社長に就任することが明らかになりました。岩田氏は取締役に退くとのことです。
株式会社三陽商会の評判
今回の事態を受けて、ネット上では様々な口コミが投稿されています。
三陽商会の抱える構造的な問題に関する良記事。
バーバリーを失って空いた百貨店の売り場を別の百貨店ブランドで埋め合わせようとしたのが失敗要因だと思う。
固定費を削減して投資余力を作り、伸びるマーケット(D2C等)に張り直すのが経営者の本分であるはず。勿体ない。https://t.co/gKSBS6YwQx
— Hikaru (@KUTokio123) 2019年10月30日
三陽商会バーバリー契約終了以降、赤字継続。ブラックレーベルのデザインカッコイイと昔は思ったが、ZOZOで見たら、チェック柄使っときゃいいでしょみたいなデザインで残念。高価格帯のファッション業界は厳しいのは分かるが、代理店機能がメインの企業だったのだろうか。魅力的な服の復活望む。
— passenger 0727📱 (@passenger46) 2019年10月30日
アパレルブランドが、ブランドを育てるとかいうけど、金で作れるブランドは限界があって、歴史がないとハイブランドは成立しない。
だからハイブランドは、買ってくるか借りてくるしかないんじゃないかい三陽商会— タイヨ 経営 投資 数式 論理思考すき (@cWOc52JL9LAcsu1) 2019年10月31日
なお、同社は来年春からスペインのファッションブランド「ECOALF」と合弁会社を設立し、来年春から国内で商品を販売すると発表しました。