「バイオプラザなごや」における不正排出事件で元代表者らが逮捕されていた「株式会社熊本清掃社」が破産手続きの開始決定を受けていたことが明らかになりました。
目次
株式会社熊本清掃社 概要
株式会社熊本清掃社について
株式会社熊本清掃社は1963年創業、1971年設立。一般廃棄物、産業廃棄物の収集運搬、資源リサイクル、堆肥化を事業として手掛けており、熊本市で廃棄物処理施設「バイオプラザくまもと」名古屋市で「バイオプラザなごや」を運営していました。「バイオプラザくまもと」の一日の処理能力は108トン、「バイオプラザなごや」の一日の処理能力は326トンと食品リサイクル施設として国内最大級を誇っていました。
2019年1月 代表者ら逮捕
2019年1月、バイオプラザなごやから発生した汚水を適切に処理せず、国の基準値を超える有害物質を名古屋港へ排出していたとして当時社長の社長の村平光士郎氏、工場責任者の都築勇太氏が愛知県警に水質汚濁防止法違反の容疑で逮捕される事件が発生。
その後、同社は汚水の不正排出についてマニュアルを作成しており、「深夜や雨天、満潮時に行う」など組織的な犯行であることが明らかになりました。
2019年3月 廃棄物運搬処分業の許可取消
2019年3月、熊本市と名古屋市から廃棄物運搬処分業の許可を取り消されました。
2019年12月 破産手続開始決定
同社は代表者を交代、事業譲渡などを模索していましたが、2019年12月、破産手続きの開始決定を受ける事態となりました。負債総額は約20億円の見通しとのことです。
株式会社熊本清掃社のネット上の評判
みどりくん(生ゴミ堆肥)作ってた会社。
完全にアウトやな…
ごーとぅーせんせどうすんのやろ?
汚水放流:熊本清掃社・社長ら逮捕! – kyoto-seikei https://t.co/QtNvLN9fy3
— まんまるお (@manmarumaruo36) 2019年4月5日
◇食品リサイクル工場「バイオプラザなごや」の汚水の不正排出事件で、工場を運営する「熊本清掃社」内から、「深夜や雨天、満潮に行う」と、汚水を排出するタイミングなどをまとめたマニュアルが見つかった / “「雨天、満潮に」 不正な排水…” https://t.co/vk6OkQ2xS7
— nots™ (@call_me_nots) 2019年1月28日