東京都中央区の電力流通システム開発運営会社「株式会社パネイル」が民事再生法の適用を申請したことが明らかになりました。
株式会社パネイル 概要
株式会社パネイルについて
株式会社パネイルは2012年に設立。同社は、AIを活用した電力の需給管理や予測分析のほか、電力の仕入れを行えるシステム「パネイルクラウド」の開発運営事業を主力に展開していました。2016年の電力小売自由化以降、太陽光業者を取引先に事業を拡大し、2018年には「東京電力エナジーパートナー株式会社」と共同出資を行い「株式会社PinT」を設立しました。
しかし、他社との競争激化に加え、猛暑による電力仕入れ価格の高騰で採算性が悪化。電力小売り事業を縮小し、2020年2月には資本金を1億円に減資するなど経営再建を図っていました。
さらに、共同出資先の東京電力エナジーパートナーと、同社の技術責任者に関する移籍トラブルが発生し注目を集める中、資金繰りが限界に達したため今回の措置となりました。
負債総額は約61億円の見通しです。
株式会社パネイルのネット上の評判
スタートアップ パネイルの挫折から学ぶ教訓 1 電力小売のように大企業と同じ土俵で戦う市場は体力勝負になりやすく、スタートアップには難易度が高い。2 借入れに過度に依存した経営の危うさ 3 スタートアップの支え手が未熟な点。
— Shinichi.K (@hayatake007) 2021年5月20日
パネイルさんの件、いち早く小売電気事業者向けプラットフォームのシェアを取りに行こうとしたけど取り切れなかったのが原因では?と思う。CTOの移籍は自社プロダクトの完成が見えたので「いざ新天地へ」ってことだろうし。プラットフォームビジネス主体だったのでコア技術があったのかは謎。
— しろのわ~る@草組一期生 (@Nonparametrics) 2021年5月18日
パネイルの民事再生、東電との合弁会社の成長とパネイルの実質的排除…
大企業とスタートアップ協業の闇ですね。
名越社長は非常に期待されていたのに残念です。 https://t.co/PLccW98bnf— 白神康一郎|やねいろは代表 (@k_shiragami) 2021年5月19日
衝撃、、パネイルは時価1000億超えで上がってくるかと思っていたのですが。。
事業が上手くというのは心底尊いことですね。簡単にクソ決算クソ株などと言ってはいけませんね。 https://t.co/zq4dzcUa5l
— 井村俊哉 | 地道に行こう (@imuvill) 2021年5月18日
協業が競業になるの、本当によくある話だけどここまで露骨なものは中々 / 新電力ベンチャー「パネイル」民事再生法を申請。負債総額61億円、“未来のユニコーン企業”に何があったのか? https://t.co/jLXLgHw7OO pic.twitter.com/DoinkCwPiz
— 佐藤大知 #D2C事業家 Lv.12🐧 (@forevergift) 2021年5月19日