富山県高岡市の鋳物製造会社「株式会社老子製作所」が民事再生法の適用を申請したことが明らかになりました。
株式会社老子製作所 概要
株式会社老子製作所について
株式会社老子製作所は1946年設立。同社は、広島の「平和の鐘」や「国連平和の鐘」等の梵鐘製造事業を主力に手掛けており、製作数は日本一を誇っていました。また近年では、世界初の鋳造製ウイスキー蒸留器を若鶴酒造、県産業技術研究開発センターと共同開発するなど別分野の事業展開を進めていました。
しかし、2008年以降景気悪化による受注の減少で債務超過の状態が長く続き、厳しい経営状況でした。経営の再建を図りますが、資金繰りが限界に達したため今回の措置となりました。
負債総額は約10億6000万円の見通しです。
株式会社老子製作所のネット上の評判
ショッキングなニュースです。
鋳物をはじめ、伝統工芸産業のおかれた状況の厳しさを感じずにはいられません。https://t.co/tolH9rLgDX— Takafumi Niwa丹羽崇史⚱️ものづくりの考古学 (@niwa_takafumi) 2021年6月29日
「広島平和の鐘」「国連の鐘」など製造 梵鐘製造最大手の老子製作所が民事再生(帝国データバンク)
寺院の鐘も苦情からお飾りになる。伝統の技術も作らねば伝わらない。失ってから復活させるのは難しい。こう警鐘を鳴らしても、うるさいというのだろうな。
https://t.co/jH5Uq8Xd58— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) 2021年6月29日
あの老子製作所が?
寺の鐘と言えば老子さんなのに。錆や劣化が100年単位でしか進まないから伝統技術の維持は難しいのだろう。 https://t.co/QGKUeYuWnR— 有澤 宣子 脱原発といのちの党に1票 (@obaari) 2021年6月29日
高岡の老舗。ホームページを拝見すると、熟練の鋳物の技術を用いた挑戦をされてきたのだな。ウィスキーを作るための製品が興味深い。https://t.co/QDnVJ2gFN1 https://t.co/rqKJ3f5oQW
— 菊地海人|南部鉄器工房及富 (@kaito_kiku327) 2021年6月29日