東京都千代田区の鶏卵販売会社「イセ食品株式会社」と関係会社の「イセ株式会社」が、債権者から会社更生法の適用を申請されたことが明らかになりました。
イセ食品株式会社 概要
イセ食品株式会社について
イセ食品株式会社は1912年創業。同社は、鶏卵や液卵の卸売事業を主力に展開しており、グループ会社を通じて、親鶏の育成から販売まで一貫して手掛けていました。また、2019年には日本初の機能性表示食品卵の「機能性表示食品伊勢の卵」を発売したほか、ブランド卵「森のたまご」は、1997年に国内のブランド卵において販売数量1位を記録するなど、鶏卵業界の大手として、事業展開していました。
しかし、2020年の新型コロナウイルス感染拡大による飲食店の時短営業などの影響で、卵需要が減少したほか、飼料価格の高騰で業績が悪化。過去の設備投資に伴う借入金が資金繰りを圧迫する中、私的整理による再建を図っていましたが、金融機関との調整が合意に至らなかったため、今回の措置となりました。
負債総額は2社合計で約453億円の見通しです。なお、同社は現在も営業は続けており、株式会社SMBCキャピタル・パートナーズがスポンサー企業として決定したことを発表しました。また、2023年5月をめどに出資を受け、4年前後で会社更生手続きの終結を目指す方針であることを明らかにしました。
イセ食品株式会社のネット上の評判
イセ食品の倒産。飼料畜産業界最大規模。453億円。凄いことになりました。飼料価格高騰の影響もあり、昨年の時点で厳しい状況に。アメリカの養鶏トップ10社に入っていたアメリカのイセだが、アメリカの業界も動物愛護で不採算業種に。鶏舎を倍に増やさないと従来量の鶏卵供給が出来ないそうです。
— 青谷珀桐 (@aotani_byakudo) 2022年3月12日
日本最大の養鶏法人イセ食品が会社更生法の衝撃
鶏卵は物価の優等生と言われるが
大きな法人でも値上げ出来なかったか
明日は我が身— 作物の奴隷 (@happylife0439) 2022年3月12日
原料高による倒産。倒産しそうな状況でも価格が上げられなかったのか。恐らくは競合他社が多くて差別化しにくいスーパーの目玉商品系は資源高の影響をもろに受けると思います。
鶏卵最大手のイセ食品が更生手続き 負債453億円: 日本経済新聞 https://t.co/8FGBMP2Pit
— 係長 (@cakari14) 2022年3月11日
ちょうど昨年の今頃、業界ど真ん中にいた方からイセ食品遠からず必ず倒産するとうかがっていたのですが、本当に倒産して驚きました。https://t.co/Aip4K8Z1eO
— 🐚ツブガイさん🐚 (@nyarugostin) 2022年3月11日
「物価の優等生」なんて言われてた鶏卵だが、それだけ業界には負担が大きいし、大手だったイセ食品がああなった以上、どうなるかわかったもんじゃない。
— こうでん (@koudenh) 2022年3月13日