埼玉県さいたま市の自動車部品メーカー「マレリホールディングス株式会社」が民事再生法の適用を申請したことが明らかになりました。
マレリホールディングス株式会社 概要
マレリホールディングス株式会社について
マレリホールディングス株式会社は、大手自動車部品メーカーのマレリ株式会社(旧:カルソニックカンセイ株式会社)を前身として2016年に設立した持ち株会社です。
同社は、主要取引先である日産自動車の経営不振の影響で以前から業績が低迷していました。イタリアの自動車部品メーカーと経営統合するなど事業拡大を進めていたものの、2020年の新型コロナウイルス感染拡大による影響で、半導体不足や自動車メーカーの生産数低下などで売り上げが減少し業績が悪化。そのような中、自力での経営再建が困難となり、事業再生ADRを検討していましたが、全ての金融機関からの同意を得られなかったため、今回の措置となりました。
負債総額は約1兆1330億円の見通しです。
マレリ株式会社のネット上の評判
マレリについては、事業再生ADRは全員同意が原則なので、一部の債権者が反対した場合にどうするか、ということで今回は簡易再生を選択したということですね。
債権額の3/5の同意があれば成立しますし、商取引債権は保護されるはず。
ADRは不成立でも再建計画自体は同意を得られそうですね。— 萩原貴彦 弁護士/事業再生 (@h2gr_l) 2022年6月24日
マレリ、ADR成立せず 民事再生に移行 https://t.co/cEhyEf22DT
日産と関係深い自動車部品メーカー「マレリ」が経営不振、私的整理を目指すも債権者の同意を得られず法的整理へ
建設業もマレリとは全国で6,791社取引あります
日本の基幹産業の自動車関係の不振は建設業にも波及します#マレリ— 髙木健次@クラフトバンク総研所長 (@TKG_CraftBank) 2022年6月28日
「マレリってどこ?」って思うけど、ここは元カルソニックカンセイなんですよ。民事再生だけど、負債総額約1兆1856億2600万円と巨大。
殆ど銀行融資みたいだけど、いったい誰が損被るんでしょーか?https://t.co/N7ytrViT8T
— 気付いたらFIRE(キズさん) (@osamushi_serial) 2022年6月24日