神奈川県厚木市のラーメン店「AFURI株式会社」が、神奈川県伊勢原市の老舗酒蔵「吉川醸造株式会社」に対し、「AFURI」の商標権をめぐり提訴していることが明らかになりました。
AFURI株式会社の報道によると、同社は2020年に日本酒に関する「AFURI」という商標を正式に登録。しかし、その後に「吉川醸造株式会社」が市場に出している日本酒「雨降」のラベル等で「AFURI」の名称が使われていることを確認し、これを商標権侵害として提訴を行いました。
AFURI株式会社“吉川醸造株式会社への商標権侵害による提訴に関して”
一方、吉川醸造株式会社は、その名称「AFURI」は地域性や歴史的背景を持つものであり、商標権の侵害とは見なせないとして、両者の意見が対立しています。
吉川醸造株式会社“AFURI株式会社からの提訴について”
このような商標を巡るトラブルとして、2013年、国内外で展開するうどんブランド「丸亀製麺」が、アメリカのロサンゼルスに展開する「丸亀もんぞう」に対し「丸亀」の商標をめぐり抗議した事例が挙げられます。この事例は、訴訟に至る前に解決していますが、「AFURI」の商標権については今後の司法判断とビジネスに与える影響に注目が集まります。
AFURI株式会社 企業情報
吉川醸造株式会社 企業情報
この記事に関するネット上の評判・与信に関する情報
「八海山」や「高千穂」みたいな地域名でも商標通っているから、AFURI(ラーメン)の商標も正当だ!日本酒雨降は捨てろ!
らしいけど、少なくとも八海山(日本酒)はラーメン八海山や八海豆腐や八海山越後屋(居酒屋)に商標振りかざして食品全量廃棄させるような企業ではないと信じてる。— ミドリカワセミ (@alcedogreen) 2023年8月24日
ラーメンAFURI側からの声明がでましたhttps://t.co/0UHYhrl8qu
やはりこちらはこちらで言い分は通っていて
しかもすでにアメリカでAFURI名義の日本酒、ビールを出してる様子となると、吉川醸造を買収した親会社のシマダのやらかし案件ですかねぇ… https://t.co/7Ta9kPgeAc
— six-instruments (@SF24843093) 2023年8月25日
AFURI側の主張が出ていました。リーガル的には当然の主張なのだけど、正しい権利行使かどうかと、消費者が第三者的にどう見えるかは全く別のことなので、共同プロモなどに発展した方が良かったんじゃ?と思ってましたが、努力はした上の決裂なのねhttps://t.co/hMCEisnImN
— 本田雅一 (@rokuzouhonda) 2023年8月25日