山形県山辺町で婦人用ニットを製造する「峰田メリヤス株式会社」が、事業を停止し自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。負債総額は約3億7000万円の見通しです。
峯田メリヤス株式会社 企業情報
峯田メリヤス株式会社 倒産までの流れ
峯田メリヤス株式会社は1963年設立。同社は主に婦人用ニットの製造・販売を手掛けており、商社やアパレルメーカーを取引先として企画から製造までを一貫して引き受けていました。また同社独自のブランド「CAST-MINE」を立ち上げ商品開発を行うなど事業規模を拡大していました。
しかし、海外製の低価格商品の台頭により、国内での婦人用ニット市場が縮小。これにより同社への受注も減少し業績が悪化していくなか、所有不動産の売却などにより立て直しを図るも赤字が続いていました。さらに新型コロナ感染症拡大の影響により業界全体が不振に陥るなど厳しい状況の中、資金繰りが限界に達し今回の措置となりました。