7pay(セブンペイ)不正利用相次ぎ9月末で廃止 株式会社セブン・ペイ

画像はイメージです。実際とは異なる場合があります。

株式会社セブン・ペイの概要

会社名株式会社セブン・ペイ
代表者小林 強
所在地東京都千代田区二番町4番地5
法人番号3010001192675
業種情報通信業 > インターネット附随サービス業
資本金50億円

株式会社セブン・ペイについて

株式会社セブン&アイ・ホールディングスの傘下の株式会社セブン・ペイが運営する「7pay」の一部アカウントに対する不正アクセス・利用が発生し、現在大きな話題を呼んでいます。

「7pay(セブンペイ)」は今年の7月1日から開始されたバーコード決済サービスであり、専用アプリからチャージをすることで利用できます。現在、セブングループで使用されている電子マネー「nanaco」よりもポイント還元率が高いことやスマートフォン一つで決済ができる便利な点から、開始前から注目を浴びていました。

そのため、サービスが開始すると同時に多くの人が利用していましたが、同年7月2日より「身に覚えのない取引があった」「勝手にチャージして使われた」といった不正利用が相次ぎ、被害者が続出しました。

「株式会社セブン・ペイ」の評判

7月3日にはSNS上に、実際にセブン・ペイを利用し、推定約6万円の不正チャージが行われた人による口コミが投稿されました。

この事態を踏まえて同社は7月4日に記者会見を開きましたが、その時点では「原因については不明」とのコメントを発表しました。

一部では、株式会社セブン&アイ・ホールディングスが、2015年にオープンしたグループの総合通販サイト「オムニ7」が関係しているのではないかと推測されています。

「オムニ7」の使用開始時にユーザーに対して「7iD(メールアドレス)」とパスワードを設定するよう求めますが、そのパスワード変更時のシステムに脆弱な点があった可能性があります。

7iDはセブングループ内で共通に利用できるIDとなっているため、7payでも同じIDを使用することができます。そのため、今回のような事態を招いてしまったのではないかとの見解を示している専門家もいました。

なお、セブン&アイ・ホールディングスが8月1日に開いた記者会見では、2019年9月30日をもって「7pay」の利用を廃止し、被害にあわれた方へは被害総額を全額保障すると発表しました。

被害総額は約3861万円、被害者は約800人にのぼるとされています。(7月31日時点)