生命保険の不適切販売があった疑いで、2019年7月に株式会社かんぽ生命保険に金融庁の立ち入り検査が行われました。
株式会社かんぽ生命保険の概要
会社名 | 株式会社かんぽ生命保険 |
代表者 | 植平光彦 |
所在地 | 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 |
法人番号 | 6010001112696 |
業種 | 金融業,保険業 > 保険業(保険媒介代理業,保険サービス業を含む) > 生命保険業 > 郵便保険業 |
資本金 | 5,000億円 |
株式会社かんぽ生命保険について
株式会社かんぽ生命保険に対して、生命保険の勧誘などについて不適切な販売があった疑いで金融庁の立ち入り検査が行われました。
かんぽ生命保険の記者会見では、顧客が不利益を被るような保険の乗り換え契約が2019年3月までの5年間で2万3900件、顧客が保険の乗り換え後支払が二重になっていたケースが2万2000件に上ると発表しました。
株式会社かんぽ生命保険の評判
かんぽ生命保険の保険営業に関してはネット上でも様々な評判や憶測を呼んでいます。
筆跡をデジタル化して保存、契約書に無断で転写した?
すげー、かんぽ、ペーパーレス化で導入した、書いたものを記録できるデジタルペンで、「訪問した記録にサインください」ってサインさせて、そのサインを契約書に転写したんか。マジですごいな。営業停止命令くらい出そうなやつ
— t_yano (@t_yano) 2019年7月31日
過剰な営業ノルマがあった可能性
過剰な営業ノルマがあった可能性を指摘され、営業目標を廃止し、保険営業を自粛することを表明しています。
かんぽ生命悪質販売の背景にある「過酷ノルマ」。東京都内の郵便局に勤務する30歳代の男性社員は、保険料ベースで年間300万円のノルマがあり、ノルマが達成できないと、「懲罰研修に送られたり、上司から『売れるまで帰ってくるな』と罵声を浴びせられたりする」と明かす。(読売) (続く)
— 山下芳生 (@jcpyamashita) 2019年7月31日
【日本郵政、ノルマ廃止表明】
日本郵政は、かんぽ生命保険の不適切販売をめぐり、傘下の日本郵便での今年度の営業目標(ノルマ)を廃止し、2020年度以降は抜本的に見直すと発表しました。
詳しくはこちら⇒https://t.co/1w5Htkvjw2 pic.twitter.com/J9QXABTPtT
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2019年7月31日
かんぽ生命を契約した可能性のある投稿
株式会社かんぽ生命保険の今後
かんぽ生命保険は、本件について特別調査委員会を設置し調査を行うとしています。報告は段階を経て年内を予定しているとのことです。特別調査委員会の報告が待たれるとともに、事態の収拾に向けてどのような方向性が示されるか注目を集めています。