【CODE.9(コードナイン)】倒産情報レビュー(第12回)

アパレル倒産

こんにちは。アラームボックスのデータ解析担当タカです。

今回、12回目の倒産情報レビューは、東京コレクションにも出展していた自社ブランドAULA(アウラ)を抱えるアパレルメーカーの「株式会社CODE.9」です。

会社の基本データはこちら

会社名 株式会社CODE.9
代表者 川島 幸美
資本金 1,000万円
倒産日 2017年6月5
倒産種別 民事再生法
負債総額 2億円内外

株式会社CODE.9は2005年4月設立(2008年2月に有限会社から組織変更)した婦人服の企画や卸売を行う法人で、代表兼デザイナーの川島氏が手掛ける自社のオリジナルブランド「AULA(アウラ)」や「AULA AILA(アウラアイラ)」などを展開していました。2007年には自社ブラントと海外インポートブランドを取り扱う直営店舗「DrasTic(ドラスティック)」を東京の中目黒に出店し小売を開始。

2009年には「AULA AILA」の普及版ブランド(ディフュージョンライン)として「RYZA(ライザ)」の展開を開始するなど、ピーク時の売上高は7億円を超え順調に業容が拡大していたように見られていましたが、近年は消費低迷の影響で売上は伸び悩み、厳しい資金繰りが続いていたようです。

それでは、倒産に至るまでにどのような情報が流れていたのかを見ていきましょう。

【CODE.9】倒産情報レビュー(第12回)

オンラインデータを活用した企業調査サービス「アラームボックス」による「株式会社CODE.9」の事後検証結果

上記の画像を見ると、倒産の前兆として、何度かアラームが発生しているようです。

最初のアラームは2016年12月にブランド統一のブログ記事で「チェック(信用状況に大きな影響はないが、知っておくべき情報)」が発生しています。5月には取引先から債権譲渡登記の設定(7月中旬には抹消)がされ、「注意(倒産する可能性が上昇していくと判断された情報)」のアラームが発生しました。その後、当社が独自に入手した信用情報で支払関連の不安情報を入手し、アラームレベルを「要警戒(1年以内に倒産する可能性が一定以上と判断された情報)」に引き上げました。

2016年8月には、同社の直営ECサイトの運営を行う別法人を設立しています。支払関連の情報を入手したのとほぼ同時期の設立のため「チェック」のアラームが発生しています。今年の3月には当社の業務提携先から複数の支払振りに関する情報も入手していました。当社にも問い合わせが数件入っており、既に相当厳しい経営状態であったようです。

インターネットで「CODE.9 倒産」や「コードナイン 倒産」と検索すると様々な情報が出てきます。同社のコレクションラインブランドのAULA(アウラ)は、東京コレクションに出展し、TV番組や映画製作における衣装提供を行うなど相応の知名度を有していました。しかしながら倒産時に送付された債権者向けの通知書によると、売上維持に相当苦労をしていたようであり、同社の倒産はアパレル業界全体が厳しい状況が続いている事を物語っています。

同社はスポンサーのもと再建をしていくことになるようですが、アパレル業界は当社の利用企業も多く、継続的に「アラームボックス」による調査を実施し、動向に注目していきたいと思います。

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

また、次回お会いしましょう。毎週火曜日に更新予定です。

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