2019年9月7日、MITメディアラボの所長を伊藤穰一氏が辞任したことが明らかになりました。MITメディアラボはアメリカで連日報道されているエプスタイン氏から資金提供を受けており、その責任を取る形となりました。
伊藤穣一氏、およびMITメディアラボは日本のメディアでもたびたび取り上げられていました。また、伊藤穰一氏は「株式会社デジタルガレージ」の取締役も務めるなど日本でも活躍していました。
Joiこと伊藤穰一氏は、TwitterやFlickrなどの初期投資家として知られ、日本でもデジガレの創業者として知られる。その伊藤氏が所長を務めるMITメディアラボは、世界的にも著名な存在。一方、多くの少女を性的虐待したものの獄死した実業家ジェフリー・エプスタインとメディアラボのつながりが浮上。
— イシケンTV – ニュース解説 / 石田健 (@ishiken_bot) 2019年9月7日
伊藤穰一氏はメディアラボのファンドレイジングとして故エプスタイン氏からの資金を受け入れただけでなく、個人の投資ファンドにも1億3千万円ほどの運用資金を受け入れていたという。受け入れ時に反社チェックをしても、後に問題が発覚したときの対応をどうすべきかが問題となるケースだろう。 https://t.co/owU0vXK9Ay
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) 2019年9月8日
また、MITメディアラボも今回の報道を受けてそのブランドを毀損しています。
なんかとうとう地獄の釜が開きましたね。あそこゴミのような実装をTED Talk風の「ビッグ・アイデア」で幻惑させて外部から金を引いてくるのが多くの研究室の基本的な戦略になってますよね…
— Yuta Kashino (@yutakashino) 2019年9月8日
(´-`).。oO( それにしても、ネグポンの時からメディアラボは日本のことをMITブランドという無形のキャッシュカードで金を引き出すATMくらいにしか考えていなかったのに、見事に引っかかってきた数々の日本企業の情けなさよ… )
— Yuta Kashino (@yutakashino) 2019年9月8日
今回のスキャンダルは、資金調達の出資者の属性が大きな問題となることがよくわかる一件でした。
reminder to self: don't invest with or take money from assholes
— Joi Ito (@Joi) 2008年3月12日