茨城県ひたちなか市の基板の設計、製造会社「三智電子株式会社」が事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したことが明らかになりました。
三智電子株式会社 企業情報
三智電子株式会社 倒産までの流れ
三智電子株式会社は1985年創業。同社は、プリント基板設計、プリント基板製造、部品実装、電子回路設計等、基板の設計、製造を手掛けており、関東・北陸・東北を中心に事業を展開していました。また、自社独自の工程管理システムを強みとして、電子回路のパターン設計から部品実装まで、超短納期で対応するサービスを提供していました。
しかし、主要取引先が基板の外注先を変更したことより受注数が減少し、業績が悪化していました。事業環境の改善が見込まれない中、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の影響や世界的な半導体不足により、自動車自体の生産数が減少。それにともない、さらに受注量が減少し今回の措置となりました。
負債総額は約1億7000万円となっています。