「信州F・POWERプロジェクト」を進めていた征矢野建材(株)が民事再生 負債額65億

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長野県松本市の建材卸売り会社「征矢野建材株式会社」が民事再生法の適用申請を行い、同日に保全及び監督命令を受けていたことが明らかになりました。

同社はバイオマス発電および木材加工を狙った「信州F・POWERプロジェクト」を同社が中心となって、信州大学や長野県と共同でプロジェクトを進めていました。しかし同社の事業悪化により、プロジェクトの先行きに注目が集まっています。

征矢野建材株式会社 企業情報

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法人名征矢野建材株式会社
種別民亊再生法適用
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代表者櫻井 秀弥
商品名信州F・POWERプロジェクト
所在地長野県松本市大字笹賀7116番地1
法人番号4100001013425
業種建築材料,鉱物・金属材料等卸売業
資本金2500万円
取引先プレイリーホームズ株式会社
関連会社子会社ソヤノウッドパワー株式会社
関係団体信州木造住宅協会

征矢野建材株式会社 倒産までの流れ

征矢野建材株式会社は1977年設立。同社は木材や建材、住宅設備機器を販売する会社であり、建築用の材料を事前に工場で自動加工するプレカットを用いるなど高い技術力を生かした質の高い商品を強みとしていました。また近年では木材加工とバイオマス発電を狙いとした「信州F・POWERプロジェクト」を信州大学及び長野県と共同で行うなど多角的な事業展開をしていました。

しかし、同発電所の完成が大幅に遅れたことに伴い、発電木材の生産を目的とした工場が負担となり債務超過に陥っていました。厳しい経営状況の中、近年の木材高騰も重なり、資材の仕入れに採算が取れなくなったため今回の措置となりました。

また民事再生のスポンサーとして東証プライム上場の綿半ホールディングスが契約を締結したほか、「信州F・POWERプロジェクト」に関しては県や市からの補助により支援チームを設けるなどして継続していく模様です。

負債総額は約65億円の見通しです。

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