長野県松本市の建材卸売り会社「征矢野建材株式会社」が民事再生法の適用申請を行い、同日に保全及び監督命令を受けていたことが明らかになりました。
同社はバイオマス発電および木材加工を狙った「信州F・POWERプロジェクト」を同社が中心となって、信州大学や長野県と共同でプロジェクトを進めていました。しかし同社の事業悪化により、プロジェクトの先行きに注目が集まっています。
征矢野建材株式会社 企業情報
征矢野建材株式会社 倒産までの流れ
征矢野建材株式会社は1977年設立。同社は木材や建材、住宅設備機器を販売する会社であり、建築用の材料を事前に工場で自動加工するプレカットを用いるなど高い技術力を生かした質の高い商品を強みとしていました。また近年では木材加工とバイオマス発電を狙いとした「信州F・POWERプロジェクト」を信州大学及び長野県と共同で行うなど多角的な事業展開をしていました。
しかし、同発電所の完成が大幅に遅れたことに伴い、発電木材の生産を目的とした工場が負担となり債務超過に陥っていました。厳しい経営状況の中、近年の木材高騰も重なり、資材の仕入れに採算が取れなくなったため今回の措置となりました。
また民事再生のスポンサーとして東証プライム上場の綿半ホールディングスが契約を締結したほか、「信州F・POWERプロジェクト」に関しては県や市からの補助により支援チームを設けるなどして継続していく模様です。
負債総額は約65億円の見通しです。
征矢野建材株式会社のネット上の評判・与信に関する情報
征矢野建材の民事再生
お家を建ててる人に影響出るけどどうするんだろ?最悪途中でストップってなっちゃうよな— よっちゃん🍠⊿⁴⁶ (@yochi11151978) 2023年8月10日
別会社のソヤノウッドパワーがあり、そちらは資本金10億越え。
出資者考えれば征矢野以外の会社関係者が会長になってもおかしくないが征矢野建材社長が会長職におさまっている
つまり、征矢野建材に出資した建材商社や問屋がいてその金をウッドパワーに出資した。
その金は… https://t.co/usC80dv8pS— 木工請負人 (@zkilL7ZxuoLu8TD) 2023年8月10日
綿半には勝算があるのか?なし崩しじゃ二の舞になるぞ。/「#信州F・パワープロジェクト」中核の征矢野建材が民事再生手続き 綿半HDが事業継承へ|信濃毎日新聞デジタル #信州 ・ #長野県 のニュースサイト https://t.co/ifXNfkejsF
— ツイート木曽/TweetKISO (@TweetKISO) 2023年8月9日