京都の老舗惣菜店「㈱野村佃煮」が民事再生へ 百貨店での売上減少

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京都府宇治市に本拠を置く「株式会社野村佃煮」とその関連会社である「株式会社東京野村」が民事再生の適用を申請し、同日保全および監督命令を受けたことが明らかになりました。

株式会社野村佃煮 企業情報

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法人名株式会社野村佃煮
種別民事再生適用
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代表者野村 啓介
商品名味の都路
京のあじわい
京のにぎわい
所在地京都府宇治市大久保町田原24番地
法人番号4130001019460
業種食料品製造業
資本金4300万円
取引先卸し問屋・小売店
有名スーパー
業務用食材卸・高齢者向け食材卸・介護施設
生活協同組合(京都・いずみ市民・香川 他)
関連会社子会社株式会社東京野村
有限会社京のお菜

株式会社野村佃煮 倒産までの流れ

株式会社野村佃煮は1931年創業。同社はつくだ煮や塩昆布、惣菜などの製造および販売を手掛けており、錦店や嵐山店などの直営店をはじめとして、百貨店やスーパー、生協などで幅広く販売していました。また、「全国惣菜大品評会」や「全国水産加工たべもの」で過去に複数回受賞するなど、高く評価されていました。

しかし、主力としていた百貨店での商品需要が低下し、業績は年々悪化。厳しい経営状況の中、新型コロナウイルス感染拡大の影響により観光客による売り上げがさらに減少。その後は食材価格の高騰や人件費がかさみ、回復の見通しが立たないため今回の措置となりました。今後はスポンサーを探し事業を継続していくことを明らかにしています。

負債総額は関連会社の「株式会社東京野村」も含めて2社合計約45億円の見通しです。

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