福島県楢葉町にて放射線がん治療機器を製造する「株式会社J-BEAM(旧:福島SiC応用技研株式会社)」が破産開始決定を受けたことが明らかになりました。
株式会社J-BEAM 企業情報
株式会社J-BEAM 倒産までの流れ
株式会社J-BEAMは2014年に設立。同社は放射線がん治療機器の製造を手掛けており、東日本大震災に伴う国から補助金を活用して復興支援に取り組んでいました。特に超小型中性子源の開発に取り組むことで、転移がんや難治性がんにも効果が期待できるBNCT装置の開発も進めていました。
しかし、研究開発投資によって多額の費用が発生し経営状況が悪化。23年には「福島SiC応用技研株式会社」から現在の「株式会社J-BEAM」へ社名を変更し経営改善をはかるも、設備投資負担がかさむなど厳しい状況が続き今回の措置に至りました。
負債総額は約2億3700万円の見通しです。
株式会社J-BEAMのネット上の評判・与信に関する情報
福島で2番目に企業価値が高かった、J-BEAM(福島SiC応用技研)が破産申請https://t.co/LRviVmSygn
堀場製作所の創業者、堀場雅夫氏も創業メンバーで、放射線治療装置を開発していた
ちなみに、現在はテトラ・アビエーション、リビングロボットが福島に移転したため、両社が最も企業価値が高い https://t.co/UUSshKa7ZY
— 平川 凌 (@g7z5e) 2024年3月27日