2024年4月1日、東証プライム上場の金融機関「株式会社北洋銀行」は、取引先である「北海道バイオマスエネルギー株式会社」の債権が取立不能または取立遅延の可能性が生じたことを明らかにしました。
同行は、間伐材などを用いたバイオマス発電を手掛ける「北海道バイオマスエネルギー株式会社」に対し36億9600万円を貸し出していました。
しかし、近年の木材価格高騰などの影響から同社の業績が悪化。2024年3月31日に事業を停止したことで取立不能・取立遅延の可能性が生じたとのことです。
また、担保と引当金による保全を行うため、業績に影響はないとのことです。
債権の取立不能又は取立遅延のおそれに関するお知らせ 株式会社北洋銀行
株式会社北洋銀行 企業情報
株式会社北洋銀行について
株式会社北洋銀行は1917年設立。同社は北海道札幌市に本拠を置く地域金融機関であり、銀行業務を中心にクレジットカード業務や、物件を長期間賃貸するリース業務など多岐にわたる金融サービスを営んでいます。また道内の小中高生や教員、PTAを対象に金融に関する授業を行う「ほくよう金融教室」を開催したり、道内の希少生物やその生育環境を保全する団体を支援したりするなど、同社が掲げる「サステナビリティ方針」に基づき様々な活動に取り組んでいます。
北海道バイオマスエネルギー株式会社 企業情報
北海道バイオマスエネルギー株式会社について
北海道バイオマスエネルギー株式会社は2017年設立。同社は北海道内に2箇所の発電所を持ち、間伐材を用いたバイオマス発電事業を手掛けています。製材に向かない間伐材を用いることで、森林環境の整備を促進するとともに、北海道内への再生可能エネルギーの導入にも大きく貢献しています。
ネット上の評判・与信に関する情報
今回の件について、ネット上では様々な投稿があります。
北海道バイオマスエネルギー株式会社が3/31付で事業停止。北洋銀行は取り立て不能または取立遅延の恐れが生じる。貸出金は3,696百万円。大株主は三井物産80%、北海道電力20%なので、トンズラはさすがにないと思うけど。 pic.twitter.com/YkVHk2mRgx
— 機械系のコーギー提督bot (@flltby2) 2024年4月1日