福井県鯖江市で各種眼鏡用レンズの製造を手掛けていた「サンアイ技研株式会社」が、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。負債総額は約4億円の見通しです。

サンアイ技研株式会社 企業情報

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サンアイ技研株式会社 倒産までの流れ

サンアイ技研株式会社は1984年設立。同社はプラスチックレンズの製造を手掛けており、通常の眼鏡用のレンズからサングラス・視力補正用メガネのレンズなど幅広く製造していました。また同社独自の偏光プリズムレンズや高屈折レンズの生産も手掛けるほか、レンズメーカーや大手有名ブランドからOEM生産を受注するなど多岐に渡る事業を展開していました。

しかし、近年海外から安価なメガネが輸入されるほか、同業他社との競合も激化し同社の売り上げが悪化。また新型コロナ感染症対策の雇用調整助成金を不正受給していたことが発覚し、福井労働局から返還を求められるなどで資金繰りが逼迫していました。これにより先行きのめどが立たずこれ以上の事業継続は困難と判断し今回の措置となりました。

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