プロ野球独立リーグ「福井ミラクルエレファンツ」を運営する株式会社福井県民球団が、会社清算手続きに入ることが明らかになりました。
株式会社福井県民球団 概要
法人名 | 株式会社福井県民球団 |
代表者 | 新谷隆美 |
所在地 | 福井県福井市中新田町第8号1番地1 |
法人番号 | 9210001009647 |
業種 | 娯楽業>興行場(別掲を除く),興行団 >演芸・スポーツ等興行団 |
資本金 | 300万円 |
主要株主 | 福井新聞社 |
福井ミラクルエレファンツについて
福井ミラクルエレファンツは2007年に開設。球団の創設当時は「スポーツコミュニティ福井」が運営を行っていました。しかし、2009年になると球団の創設以来、スポンサー収入が予測を下回ったことに加え、チームの成績不振によりファンクラブの会員数も伸び悩み、経営が逼迫。
他球団ではスポンサー収入が平均5000~6000万円確保している一方で、同球団は2009年時点で2910万円にまで落ち込み、同年5月末時点での累積赤字は約5300万円を計上。一時は継続も困難となる状況にまで追い込まれていました。
その後も支援の要請を行い、旧経営陣が退任するなどの経営改善が図られましたが、経営危機を完全に払拭するまでには到達せず、2010年に新会社「福井県民球団」に球団運営を全面譲渡。
福井県民球団に引き渡されてからも自力での再建を目指していましたが、2010年時点で約1700人いたファンクラブ会員数は2019年には500人に落ち込み、観客動員数も年々減少。
黒字化は困難と判断し自力での再建を断念し、今回の措置に至ったことを明らかにしました。
福井ミラクルエレファンツのネット上の評判
僕が独立リーグで野球できたのも
福井球団のおかげ。
今の自分があるのも、このチームかなければ大学卒業して
野球を辞めていたと思います。
今でもフェニックス球場での試合は
感慨深いものがあります。
是非とも復活してほしい。
なくなってほしくない。#福井ミラクルエレファンツ #BCリーグ pic.twitter.com/7jUDWll5Qd— もりた かつや (@katsuyakun08172) 2019年10月11日
みなさん、福井の球団の存続に
サポートして下さる方、
スポンサーになって下さる方、
少しでも力を貸して頂きたいです。
自分達は福井で野球がしたいです。
自分達が夢を叶えるためには
福井球団が必要です。
よろしくお願いします!#BCリーグ#福井ミラクルエレファンツ— 寺田祐貴【福井ワイルドラプターズ】 (@terayuu1105) 2019年10月12日
なお、球団については今年10月末までは引継ぎ先のスポンサー企業を探す一方、それ以降見つからない場合は球団を解散し選手は他球団への移籍を検討するとのことです。