元 Zaif運営のテックビューロが仮想通貨交換業を廃業

画像はイメージです。実際とは異なる場合があります。

仮想通貨交換サービスを運営していた「テックビューロ株式会社」は2019年8月22日、仮想通貨交換業を廃業することを発表しました。

テックビューロ株式会社 概要

会社名 テックビューロ株式会社
代表者 朝山貴生
所在地 大阪市西区靱本町1-5-18ミフネ本町ビル10F
法人番号 1120001184556
業種 情報通信業 > 情報サービス業 > ソフトウェア業 > 受託開発ソフトウェア業
仮想通貨交換業
資本金 1億円
関連会社名 テックビューロホールディングス株式会社
主要株主 朝山貴生, 朝山道央, アララ株式会社, インフォテリア株式会社, 株式会社オウケイウェイヴ, 株式会社カイカ, 株式会社新生銀行, 株式会社ジャフコ, 日本テクノロジーベンチャーパートナーズCC投資事業組合(略称NTVP), 株式会社広島ベンチャーキャピタル, 株式会社フィスコ, 株式会社マネーパートナーズグループ, 他

テックビューロ株式会社について

テックビューロ株式会社は2014年設立。仮想通貨取引所「etwings」を買収し、「Zaif Exchange」としてサービスを開始しました。

2017年4月には「株式会社マネーパートナーズ」の「マネパカード」と連携し世界中の店舗やATMで利用可能となりました。

また、同年にはプライベートブロックチェーン「mijin」の発表やICOソリューションの「COMSA」立ち上げや大型の資金調達をするなど話題になりました。

しかし、2018年1月に不正アクセスと不正出金が発覚。セキュリティの向上を目指していましたが、2018年9月にさらに70億円相当のハッキング被害を受けたことを発表。11月でZaif事業を「株式会社フィスコ仮想通貨取引所」へ譲渡することとなりました。

テックビューロ株式会社の評判

テックビューロ株式会社について、ネット上では様々な投稿があります。

複数回仮想通貨の不正出金の被害を出したテックビューロに対し、金融庁は3度の行政処分を行っていました。

2018年10月にはテックビューロへの支援策として、フィスコグループが50億円の支援を行うことが発表され、話題になりました。

2018年の発表ではテックビューロ社はZaifの事業譲渡が完了しだい会社解散としていましたが、その後ブロックチェーンソリューションの「mijin」プラットフォームに専念すると発表しました

また、Zaif事業の承継に同意しなかった顧客に対しては日本円での返却をするとしています。