国内アパレル大手「オンワードホールディングス」が10月7日に開いた決算説明会で、244億円の赤字や韓国事業からの撤退を発表しました。
目次
株式会社オンワードホールディングス 概要
株式会社オンワードホールディングスについて
1927年に樫山純三氏が前身となる「樫山商店」を創業。1988年に「株式会社オンワード樫山」へ商号変更、2007年に持株会社し「株式会社オンワードホールディングス」へ変更されました。
婦人服、紳士服、子供服を手掛け、「組曲」「23区」「五大陸」「any FAM」などの国内ブランドや「J.PRESS」「JIL SANDER」「Paul Smith」「CALVIN KLEIN」などの海外ブランドを出店しています。また、ゴルフウェアの「23区 GOLF」、バレエ・ダンスウェアの「Chacott」などのスポーツウェアも手掛けています。ファストファッションやSPAより価格帯は高く、高級ブランドより安いアッパーミドル向けの商品が中心となっています。
オンワードのブランド一覧(2019年10月現在)
業績不振のオンワード
百貨店を中心に販売をしていたオンワードですが、業績は厳しく、不採算ブランドの廃止などを進めていました。また、2015年にはラオックスと提携して海外の需要を取り込むなど海外への進出を目指しています。
2020年2月期には240億円の赤字になる見通しを発表しました。店舗の閉鎖に関しては具体的な数を明らかにしていませんが、日本経済新聞などが600店舗の閉鎖をすると報じています。また、韓国事業に関しては撤退を発表しました。
オンワードのEC事業
オンワードはECへの注力を発表しました。ZOZOなどに頼らず自社でECを運営しているオンワードがどういった戦略をとるのか注目されています。
株式会社オンワードホールディングスの評判
株式会社オンワードホールディングスについて、ネット上では様々な投稿があります。
オンワードHDが大量閉店で今期240億円の赤字に
貧しくなったんだなぁ日本は。昭和生まれなら誰でも知ってる。デザイナーズ名を掲げる高級ブランドよりは下の、庶民向けのいい服ぐらいの位置付けで、高級ブランドというわけではなかった。日本から中流が劇的に減ったんだ。 https://t.co/vKV28QGBmg
— mipoko (@mipoko611) 2019年10月3日
オンワードが韓国市場から撤退 日韓関係悪化が影響 https://t.co/E16cV1TNxs @Sankei_newsより
— こちら夕刊フジ編集局 (@yukanfuji_hodo) 2019年10月7日
オンワードは営業利益率が2%前後が続いていて、利益を出しにくい体質になっているようです。 pic.twitter.com/r1uIF38d7Q
— ぽこしー📊ビジネスアナリスト (@biz_arts1) 2019年10月5日
まぁ…そうなる。問題は空いた売り場が埋まらないことだろうね。米国と同状況。しかも日本はこれから購入者人口が激減。|オンワード、国内外600店舗閉鎖 ネット通販に投資 日経 https://t.co/HHFTigTkKd
— 加藤順彦ポール ToGEAR.NET (@ykatou) 2019年10月2日
「ブランドや自社のネット通販に影響が及ぶと考えた」。ZOZOTOWNへの出品を取りやめ、退店の意向を伝えたというアパレル大手オンワードの社長が、その経緯や理由を語りました。https://t.co/hb7bel7DoG
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2019年1月11日
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