不動産情報誌「住宅新報」を手掛けていた「株式会社神谷町管理(旧商号:株式会社住宅新報社)」が破産手続きの開始を受けたことが明らかになりました。
株式会社住宅新報社(神谷町管理) 概要
株式会社住宅新報社(神谷町管理)について
株式会社住宅新報社は1970年設立。不動産業界の専門誌「住宅新報」を発行していました。
「住宅新報」は、不動産市場のトレンドがわかるビジネス専門誌として1948年に創刊。不動産業界の関係者に愛読されていたほか、不動産にまつわる資格取得の参考書や不動産に関連するセミナーを開催するなど業界に寄与してきました。
しかし、発行部数の減少により売上高は年々減少していました。今回、2017年12月に会社分割方式で2つの会社を新設。住宅新報などの主要事業を譲渡したのち、商号を変更して清算業務にあたっていました。
2019年11月14日、神谷町管理の倒産について、公式ホームページでコメントが発表されました。
一部報道に(株)神谷町管理{旧商号:(株)住宅新報社}ほか1社の倒産情報がございますが、同社は、既にご案内の通り、各金融機関のご同意の下、平成29年12月に会社分割を行いました。弊社は、同会社分割による新設会社であり、(株)神谷町管理とは別法人となります。現在のメディア、教育及びセミナーなどの各事業は弊社が運営しており、(株)神谷町管理は事業を行っておりません。会社分割後、分割会社である(株)神谷町管理は整理を進め、この度の手続に至りましたが、(株)神谷町管理の手続によって、弊社の運営には一切影響はございません。今後も相変わらずのご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
住宅新報社のネット上の評判
株式会社住宅新報社(神谷町管理)の倒産を受けてネット上では様々な声があがっています。
https://t.co/XA1HhzLBlh
それなりに貴重な情報売ってるんだからもっとお金頂戴よってアピールなのかな。
これだけ業界が活況の中売上が減った理由も、財務体質が脆弱な理由も全くわからんよ。— 浜ちゃん (@hamachanyanen) 2019年11月13日
旧住宅新報社破産のニュースが入ってきたが、現在の事業会社である(株)住宅新報に元のオーナーが社長でいるよね。別のオーナーに譲渡した訳じゃ無いようだしどういうスキームなんだろ?
— ワラビ☆マン (@warabiman) 2019年11月13日
なお、負債総額は合計で約10億9750万円の見通しとのことです。