手芸用品を販売する「株式会社サンヒット」が民事再生法の手続き開始決定を受けたことが明らかになりました。
株式会社サンヒット 概要
株式会社サンヒットについて
株式会社サンヒットは1986年創業、1987年に設立。同社はショッピングモールや100円ショップなどを中心に事業を展開しており、最盛期には売上高約31億円を計上していました。
しかし、同社がある銀行用に作成した決算書を他行に提出したことから、粉飾決算が発覚。15年間に渡って、20行以上の取引金融機関ごとに借入残高を操作した決算書を作成し、約60億円の債務超過を隠ぺいしていました。
さらに、今年3月には金融機関に対して借入金の返済条件変更を要請。加えて、同年5月には2度の不渡りが起こったことから、資金繰りの行き詰まりが表面化し今回の措置に至ったことを明らかにしました。
株式会社サンヒットのネット上の評判
株式会社サンヒットの倒産を受けてネット上では様々な声があがっています。
業界でも一目置かれたサンヒットが民事再生を申請。売掛金、在庫の水増しという典型的な手口で、金融機関に勘づかれた模様。同社再建に期待する声は少なくないとのことなので、出直しを期待したいと思います。
手芸業界の有力企業、粉飾決算の末に経営破綻: 日本経済新聞 https://t.co/WkNnguJr9w
— いけちゃん@企業内診断士(登録予定) (@apple_cinamone) 2019年6月24日
なお、負債総額は約81億3100万円の見通しとのことです。