マジェスティックレゴンが破綻 民事再生とは? ブランドの今後について

画像はイメージです。実際とは異なる場合があります。

レディースブランド「マジェスティックレゴン」を販売していた「株式会社シティーヒル」が民事再生法の適用申請をしたことが明らかになりました。

株式会社シティーヒル 概要

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法人名株式会社シティーヒル
種別民事再生法の適用申請
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代表者中田勉
商品名MAJESTIC LEGON(マジェスティックレゴン)
Le.coeur blamc(ルクールブラン)
Perle Peche(ペルルペッシュ)
WADMYC!(ワドミック)
所在地大阪市中央区博労町4-5-9
法人番号2120001081117
業種婦人服小売業
資本金5000万円
仕入先田村駒
エムファースト
丸紅ファッションリンク
モリリン
取引金融機関りそな銀行
みずほ銀行

株式会社シティーヒルについて

株式会社シティーヒル1986年設立。大阪府大阪市中央区に本拠を置き、10~20代女性向けカジュアルブランド「マジェスティックレゴン」「ルクールブラン」「ペルルペッシュ」「ワドミック」を運営していました。

2016年のピーク時には143億円の売上高をあげましたが、近年は店舗での売上が伸び悩み。不採算店舗の退去費用やネット通販に伴う費用増などに直面していました。3期連続で赤字の中、2019年秋頃から金融機関とも返済スケジュールの調整をしていましたが、資金繰りの限界に達したため今回の措置となりました。

負債総額は約50億円の見通しです。

シティーヒルの民事再生について

事業が破綻して借入の返済ができなくなった場合、再建をあきらめて清算するか、手段を講じて再生を目指す道を選択します。

民事再生とは、資金繰りに窮した企業が、裁判所を介して企業の「再生」を図るための手段です。

民事再生法の適用を申請した企業はどうなる?

民事再生法の適用申請をする場合、まず「再生計画案」を提出する必要があります。再生計画の中で債権(借入金や売掛金など)の返済スケジュールを決めます。通常、返済額の縮小や分割払いなどが盛り込まれます。

民事再生を目指してからも事業は継続されます。マジェスティックレゴンも店舗や通販での販売は継続されると思われます。

ただし、いくらかの従業員がリストラされたり店舗がいくつか閉店することはあるかもしれません。

民事再生はうまくいくか

民事再生がうまくいけばファンにとってはうれしいことですが、倒産のニュースでイメージが低下したり、リストラに伴うコストや店舗を減らしたことによる経営のコントロールがうまくいかなければなりません。取引先が手を引いてしまうこともあるかもしれません。仕入先が変われば、今までのような商品は作りづらくなるかもしれません。

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再生計画が通るか

民事再生計画案は、債権者の過半数の同意を得なければいけません。計画に無理があったり既存の経営陣が残ることに債権者が異を唱えたり、途中で不祥事が発覚して棄却されることもあります。

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