大阪府大阪市の「さきしまコスモタワーホテル」の運営会社「株式会社さきしまコスモタワーホテル」が家賃や光熱費約3億2000万円を滞納していたとして、大阪府が同ホテルの賃貸借契約を解除したことが明らかになりました。

同ホテルの運営会社は、2019年10月分から2020年7月分の賃料総額3億2000万円を支払っておらず、7月末に大阪府が賃貸借契約を解除、8月下旬に大阪地裁が占有移転禁止の仮処分を執行しました。

運営会社は賃料の未払いを認めましたが、契約締結後にエレベーターの騒音問題が発覚し、取り換え費用に約4億円かけて修理したため、その費用を大阪府に負担するように求めており、大阪府に対し一方的な契約解除について反論しています。

ホテルは現在も営業していますが、大阪府は滞納金の支払い、7階から17階の明け渡しについて民亊訴訟を起こすことを視野に入れています。

さきしまコスモタワーホテルについて

もともと咲洲庁舎は、大阪市の第三セクターが1995年に約1200億円をかけて建設しました。しかし、テナント不足により経営破綻し2010年に大阪府が約85億円で買い取りました。

そして、株式会社さきしまコスモタワーホテルは、2017年に咲洲庁舎の空きスペースを活用する目的で大阪府と賃貸借契約を結びました。

その後、2019年1月に14階から17階で109室を開業。2020年5月に全371室のオープンを予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で工事が遅れていました。同ホテルは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアソシエイトホテルでもあり、観光客や法人外国人向けのホテルとして運営されていました。直近の月額賃料は3500万でした。

株式会社さきしまコスモタワーホテル概要

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株式会社さきしまコスモタワーホテルの評判

株式会社さきしまコスモタワーホテルについて、ネット上では様々な投稿があります。