広島県を中心に書店を展開している「フタバ図書」が40年間にわたり粉飾決算を行ってきたことが明らかになりました。
目次
株式会社フタバ図書 概要
株式会社フタバ図書について
フタバ図書は1913年創業。1951年に株式会社フタバ図書が設立されました。広島県を中心に51店舗以上の書店を展開しています(2019年11月時点)。
2018年10月 元社長の世良與志雄氏が死去
2018年10月24日、同社の取締役社長であった世良與志雄氏が急死しました。実弟の世良茂雄が後継につきましたが、100億円の借入があるにも関わらず、60億円の資金調達が行われました。
2019年6月 システム障害が発生
2019年6月5日、同社の物流システムに不具合が発生し、商品の納入などに影響が発生。取引先や一般消費者に混乱が生じました。しかし、その前月に取引先への支払い遅延が発生しており、「システム障害ではないのでは」といった噂が立ちました。
2019年6月 バンクミーティングで粉飾決算を告白
2019年6月に開かれたバンクミーティング(取引金融機関を一堂に集めて行われる情報開示の場。経営状態が不安定だったり資金繰りが危う場合に行われることが多い)で、40年前から粉飾決算を行ってきたことを明らかにしました。書店のほかにVRゲームやコインランドリーなど多角的事業で利益を生んでいるとしていましたが、システム障害を機に粉飾が発覚する事態となりました。2019年8月時点で20億円から30億円の簿外債務が発覚しており、今後資産の洗い出しや店舗の整理などが行われる可能性があります。
フタバ図書の評判
フタバ図書について、ネット上では様々な投稿があります。
いつものように近所のフタバ図書にMonoMax(モノマックス)7月号を買いに行ったらシステム不具合により入荷が無く、今後のMonoMax(モノマックス)7月号の入荷が無いとのこと( ̄ロ ̄;) 道理で全然店頭に置いてない訳だ。こんなこと初めて・・・。#monomax #モノマックス #フタバ図書
— zeta_masa (@zeta_masa) 2019年6月16日
紙屋町への移転に伴い閉店となった、えびす通りのフタバ図書前に広島太郎降臨。 pic.twitter.com/58tSskq4UW
— dtnkanother (@dtnkanother) 2019年11月25日
Photo Attribution: Taisyo, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%90%E5%9B%B3%E6%9B%B8MEGA%E7%A5%87%E5%9C%92%E4%B8%AD%E7%AD%8B%E5%BA%97.JPG