東証一部上場のユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社が中国の子会社において不適切な会計処理(粉飾)が行われている可能性があったことを明らかにしました。内山茂樹氏が責任を取って辞任し、新たに高田昭人氏が社長に就任しました。
目次
ユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社 概要
ユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社について
ユー・エム・シー・エレクトロニクスの前身となった「株式会社内山製作所」は1968年の創業。埼玉県大宮市に工場を設け、電気製品の製造を手掛けていました。その後、埼玉県、宮崎県、香港、深セン、ベトナム、タイなどに次々と工場を設立。豊田自動織機や東京センチュリーリース、NOKグループなどと提携や資本提供を受けながら事業を拡大し2016年には東証一部に上場しました。
発覚した粉飾決算
2019年7月にユー・エム・シー・エレクトロニクスの中国の連結子会社に不適切な会計処理があったことを発表。その後、データの改ざんや在庫不正の隠蔽、タイの連結子会社の不良在庫の未処理、未回収売掛金の不正処理など多数の疑義が見つかりました。
経営者による不正、パワハラの常態化
公表された外部調査委員会の報告書によると、内部統制システムの機能不全やコンプライアンス体制の機能不全が報告されています。また、一部社員によるパワハラが常態化し、そのプレッシャーが不正な会計処理を行う大きな要因になったとしています。
社長交代
2019年10月30日、不適切な会計処理をめぐる一連の騒動に対して内山茂樹前社長が責任を取って辞任し、新たに高田昭人氏が社長に就任しました。
ユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社の評判
ユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社について、ネット上では様々な投稿があります。
UMCエレ、製造本部トップのC氏によるパワハラが不適切な会計処理を行う大きな要因となったことは明らかである pic.twitter.com/Xv2dkuSWqw
— ありゃりゃ (@aryarya) 2019年10月28日
UMCエレは結局110億あった利益剰余金が3億になったので、利益はほぼ出してない会社と判断することもでき、現状の時価総額100億が安いとも言えなくなってきたw
しかし、粉飾決算しながら上場、昨年は更に100億調達とやりたい放題すぎると思うけど、やり得で済まされる日本って変すぎる。
— ぴよ (@7qdAEmgA0kg3vLi) 2019年10月28日