銀行口座から不正引出 ドコモ口座を介した被害発生

画像はイメージです。実際とは異なる場合があります。

2020年9月7日、電子決済サービス「ドコモ口座」を利用した不正な引き落とし被害が生じているため、株式会社七十七銀行は、「ドコモ口座」で当行口座を登録する際に使用している「Web口振受付サービス」の利用を、本日から当面の間停止すると発表しました。

<重要>Web口振受付サービスの不正利用の発生について 七十七銀行

また、株式会社NTTドコモはドコモ口座において、七十七銀行の銀行口座登録および銀行口座変更の申込受付を停止すると発表しました。

七十七銀行の銀行口座登録および銀行口座変更の申込受付停止について ドコモ口座

「ドコモ口座」を対象としたアラームボックス事後検証


オンラインデータを活用した企業調査サービス「アラームボックス」による「ドコモ口座」の事後検証結果(一部省略)。9月2日からトラブルを訴える投稿が発生している。

被害内容

不正に盗み出した七十七銀行の口座番号と暗証番号を「ドコモ口座」に紐づけ、引き落としを行うと思われる行為が発生。被害者はドコモユーザーだけでなく、携帯電話のキャリアとしてドコモを利用していない人も被害に遭っている模様です。

追記

事件発覚当初は七十七銀行のみの公表でしたが、その後他行からも同様の事象が確認されました。被害総額は1000万円以上となる見通しです。

2020年9月10日には、金融庁がNTTドコモに対し「報告徴求命令」を出し、詳しい経緯や原因などを報告するよう求めたことが明らかになりました。

NTTドコモは、提携する35行全ての当該連携サービスの新規登録を10日から当面停止することを発表しました。

2019年5月にもりそな銀行とのサービス連携で被害報告

2019年5月、りそな銀行とのサービス連携でも同様の被害報告がありました。

【重要】全ての金融機関における銀行口座登録の申込受付停止について

2020年9月10日 NTTドコモ記者会見

2020年9月10日にNTTドコモは記者会見を開きました。

問題となっているドコモ口座について、本人確認が不十分であったと謝罪し、被害者には銀行と協議して全額を補償すると公表しました。

ネット上での様々な投稿

今回の事件について、ネット上では様々な投稿があります。