【株式会社西山ファーム】倒産情報レビュー(第58回)

画像はイメージです。実際とは異なる場合があります。

58回目の倒産レビューは、岡山県赤磐市で桃といちごをメインにした観光農園を運営していた「株式会社西山ファーム」です。

株式会社西山ファーム 概要

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法人名株式会社西山ファーム
信用度詳しくはこちら
代表者山﨑裕輔, 西山美代子
所在地岡山県赤磐市西軽部1116-2
法人番号9260001027982
業種果樹作農業
資本金3100万円

株式会社西山ファームについて

西山ファームは2004年創業。2015年に法人へ改組されました。岡山県赤磐市で桃といちごをメインにした観光農園を運営していました。また、直営店の「おかやま果物市場」や「FRUIT HOUSE」などでジャムやアイスクリームなどの加工食品の販売やカフェの運営を手掛けていました。

「西山ファーム」の投資勧誘

観光農園の事業を拡大する一方で、「西山ファーム」の名で投資の勧誘が行われていました。「西山ファームに保証金を預けると月に3%の利益が受けられる」といったものや、インフルエンサーマーケティングと称した「西山ファームの商品を指定のサイトからクレジットカードで購入し、SNSに投稿して商品が購入されれば紹介料やカード会社のマイルがもらえる。買った商品は同社が買い取ってくれる。」といったものでした。

出資法違反で家宅捜査を受ける

2019年5月には西山ファームは出資法違反の容疑で家宅捜索を受けました。
さらに、異変に気づいた契約者らが西山ファームを提訴。名古屋地裁が契約者らの預けた7800万円の返還請求を認める判決を言い渡しました。
こうした一連の事態で風評が悪化、資金繰りも困難になり、事業継続が不可能になったことから破産手続きを申請し、倒産しました。

元幹部ら5人が逮捕

2021年10月、元幹部ら5人が詐欺容疑で逮捕されました。
同氏らは、「クレジットカードで商品を購入すれば、翌月の引き落とし日までに配当を上乗せした金額が支払われる」などと謳い、現金をだまし取った疑いで、今回の措置となりました。約133億円の被害総額が明らかとなりました。

株式会社西山ファームの倒産までのアラーム情報まとめ

上記の画像を見ると、倒産の兆候として、何度かアラームが発生しています。

2019年5月以前には、SNSや掲示板上で「従業員の態度が悪い」「投資事業が自転車操業」といった投稿があり、「チェック」のアラームが発生していました。また、提携調査会社から、投資事業における返金トラブルがあったいう情報を入手したため、「注意」のアラームが発生しています。

さらには、同社が出資法違反容疑で本社などを家宅捜索されたとネット上で報じられため、「要警戒」のアラームが発生しました。

2019年6月になると、ブログやSNSに同社の悪評や投資詐欺について投稿が見受けられ、「注意」のアラームが発生していました。さらには投資者との返金トラブルが表面化し、裁判所に提訴されるなど、信用状況が悪化し「要警戒」のアラームが発生しています。

その後、同社は信用不安に陥り、取引先への支払いも困難となったため、2019年10月に岡山地方裁判所にて、破産手続きの開始決定を受けました。

倒産後も、ブログやSNSで返金に関わる悪評が絶えなかったほか、複数の訴訟が発生しています。また、2021年には詐欺容疑で元幹部ら5人が逮捕され、債権者への配当の見通しは立たないといった事態に陥りました。

株式会社西山ファームの倒産からわかること

インターネットで「株式会社西山ファーム 倒産」「株式会社西山ファーム 評判」で検索すると様々な情報が出てきます。

倒産が発覚した際の評判はこちら

今回の倒産は、家宅捜索を受けたことをきっかけに、信用が失墜し事業継続が不可能になったことで起きてしまいました。

表向きには農園やカフェ運営の事業を拡大していた一方、裏では怪しい投資勧誘が行われていたことから、ネット上の口コミなど定性情報の継続的な調査が必要なことがよくわかる事例となりました。

当社は「ラームボックス」の運営を通じて、継続的に倒産の前兆となりうる情報を入手しています。アラームボックスが与信管理における経営判断の一助となれば幸いです。

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

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