再保証とは?保証サービスに役立つ仕組みやメリットを再保証会社が解説

画像はイメージです。実際とは異なる場合があります。

保証会社が背負うリスクを軽減する仕組み「再保証」をご存じでしょうか。再保証契約とはどういう仕組みなの?裏保証との違いは何?など、詳しい意味やメリットについて、再保証会社である当社アラームボックスが徹底解説します!

再保証について

再保証契約とは?

再保証契約とは、保証サービスを提供する事業者の保証履行による損失を補償する契約のことを言います。保証会社や金融機関が提供する保証サービスによるリスクを、再保証会社が引き受けることにより、積極的な保証引き受けが可能になります。

例えば、家賃保証会社が、入居者の家賃未払いにより、家賃を立て替えた際にでた損失を、再保証会社が補償することが挙げられます。家賃の他にも、売掛金の保証、金融機関のローンなど、様々な場面で使用されています。

裏保証との違いは?

響きの似ている言葉で「裏保証」というものがありますが、これは2つの意味があります。

裏保証とは

  1. 債務者に了解を取らず、債権者と保証会社(保証人)だけが保証契約を結ぶこと
  2. 銀行が取引先に対する債務を数行が分担して保証する際に、債権者に対して幹事銀行だけが表面にたって全額を保証する場合(表保証)、他の銀行が自分の分担額のみ幹事銀行に対して保証契約を結ぶこと

のことを言います。

状況によっては再保証かつ裏保証である契約の場合もありますが、似て非なる言葉のため使い方には注意しましょう。

再保証会社を選ぶポイント

再保証会社を選定する際には、契約に対して柔軟性があるかどうか、信用力があるかどうかを確認しましょう。

再保証会社が、保証先の業界に精通していたり、保証審査に対しての知見があれば、様々なパターンの保証をきちんと審査したうえで引き受けてくれます。せっかく再保証会社と契約しても、全然再保証を引き受けてくれない、ちゃんと履行されないという事態があっては意味がありません。再保証会社が、信用に足るものか実績やノウハウについて、契約前にしっかり確認しましょう。

再保証サービスのメリット

保証リスクの軽減

再保証サービスを利用することで、保証履行による損失が補償されるため、積極的に保証を引き受けることが可能になります。

特に、これまでは家を借りる際や高額のローンを組む際には申込人(債務者)の他に保証人をたてることが一般的でしたが、2020年4月に実施された民法改正によって、保証人が責任を負う上限額の明示などが義務化されました。これによって、明示される金額の大きさから保証人になることを拒否される可能性があり、個人の保証人を代替する保証会社などに対するニーズが高まっています。しかし、保証を多数引き受けるということは、リスクも大きくなるということです。再保証サービスをうまく活用して、リスクを分散させましょう。

事業領域の拡大

きちんと審査・再保証に関して知見のある再保証会社をパートナーとすれば、事業領域を拡大することができます。例えば、下記のような例が挙げられます。

  • 家賃保証会社:これまで住居用物件の家賃保証のみを引き受けてきたため、事業用物件に対する審査ノウハウが無い。
  • 金融サービス会社:保証ビジネスに参入したいが、保証となると審査先(債務者)と直接やりとりができないため不安がある。

このような場合でも、再保証会社に業界や再保証に関する審査ノウハウがあれば、保証事業を拡大させることができます。

再保証会社は保証サービスを拡大させたい企業のパートナー

再保証会社を上手に活用できれば、自社の保証サービスをさらに拡大させることができます。保証サービスを提供する事業者の方は、自社の業界にどんな再保証会社があるのか調べてみましょう。

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