ウイルス除去の「クレベリン」に景表法違反指示 課徴金は過去最高額

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2023年4月11日、消費者庁が「室内空間に浮遊するウイルス又は菌が除去又は除菌される効果等」を謳った表示は根拠がなく不当であるとして、景品表示法違反で「大幸薬品株式会社」に6億744万円の課徴金命令を出したことが明らかになりました。

今回、大幸薬品(株)はパッケージや自社ウェブサイト、テレビコマーシャル、動画広告において、「クレベリン 置き型 60g」「クレベリン スティック ペンタイプ」「クレベリン スティック フックタイプ」ほか2商品を「室内空間に浮遊するウイルス又は菌が除去又は除菌される効果」などと表示していましたが、合理的な根拠を示す資料がなかったことから優良誤認に当たるとして、過去最高額となる6億744万円の課徴金命令が出されました。また、同商品については2022年1月と同年4月に景品表示法に基づく措置命令を受けています。

大幸薬品株式会社に対する景品表示法に基づく課徴金納付命令について

大幸薬品株式会社 概要

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法人名大幸薬品株式会社
種別課徴金納付命令
信用度詳しい与信情報はこちら
代表者柴田 高
商品名正露丸
クレベリン 置き型 60g
クレベリン 置き型 150g
クレベリン スティック ペンタイプ
クレベリン スティック フックタイプ
クレベリン ミニスプレー ほか
所在地大阪府吹田市内本町3丁目34番14号
法人番号2120901007344
業種医薬品製造業
資本金12億100万円
市場情報東証プライム
主要株主日本マスタートラスト信託銀行株式会社 8.11%
柴田 高  7.47%
柴田 仁  7.46%
ROYAL BANK OF CANADA SINGAPORE BRANCHI-CLIENT’S A/C  6.00%
UBS AG HONG KONG 5.65% ほか
(2022年12月31日現在)
関連会社子会社大幸TEC株式会社
大幸薬品インターナショナル株式会社

大幸薬品株式会社について

大幸薬品株式会社は1946年設立。同社は、一般用医薬品の製造、販売を手掛ける製薬会社として、「正露丸」や「ピシャット下痢止めOD錠」など幅広い医薬品を製造しています。また医薬品の研究開発にも力を入れており患者のニーズに合った医薬品の開発に取り組んでいるほか、中国や台湾、香港など東アジアを中心とした海外にグループ会社を保有しています。

大幸薬品株式会社のインターネット上の評判