2024年2月14日、「住友重機械工業株式会社」は造船事業から撤退することを明らかにしました。同社の造船事業は近年、資材高騰や需要低下による競合状況の悪化などから長く赤字が続いた中で今回の措置となりました。
同社によると今回撤退となる事業は子会社である「住友重機械マリンエンジニアリング株式会社」の手掛ける中型タンカーの造船であり、船の修理に関しては今後も継続していくことを明らかにしています。また、今後は大型油圧ショベル工場を同拠点に建設するほか、洋上風力発電に力を入れ人員配置を行うとしています。
当社子会社による新造船事業からの撤退に関するお知らせ 住友重機械工業株式会社
住友重機械工業株式会社 企業情報
住友重機械工業株式会社 企業概要
住友重機械工業株式会社は1888年創業。同社は機械加工やロボティクス技術を扱う「生産・プロセス技術」や画像処理や3次元計測を行う「計測・情報処理技術」、超電導や極低温などを扱う「量子極低温技術」など多岐にわたる技術を扱い様々なソリューションや製品を開発しています。また今回撤退した造船事業の拠点は江戸時代の1853年に設置された浦賀造船所であり「日本丸」や「鳳凰丸」といった船舶を造船してきました。
住友重機械工業株式会社のネット上の評判・与信に関する情報
外洋から東京湾に戻るとき、浦賀水道航路の左舷に久里浜火力発電所の煙突が見えてくると、帰ってきたという思いがします。
父が働いていたとこでもあるので、思い入れがあります。
住友重機横須賀造船所と並ぶ、東京湾口のランドマークです。 pic.twitter.com/PLiZtd9ICy— ゆきなみ (@yukinami2) 2024年2月15日
住友重機、造船もうやめるわと言ってるようなもんだったからなあ。今後の成長株とか言っているイオンインプランタやレーザーアニーラがそんなに売れるのかは知らんけど…
— ktgohan (@ktgohan) 2024年2月15日