新潟県新潟市の米菓メーカー「株式会社摂田屋管財(旧:浪花屋製菓株式会社)」が特別清算の開始決定を受けたことが明らかになりました。今回の特別清算に当たり、新潟県の同業他社である「阿部幸製菓株式会社」により新設された「浪花屋製菓株式会社」に事業や従業員は譲渡し通常通り営業を行っています。

株式会社摂田屋管財(旧:浪花屋製菓株式会社) 企業情報

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株式会社摂田屋管財(旧:浪花屋製菓株式会社) 倒産までの流れ

株式会社摂田屋管財(旧:浪花屋製菓株式会社)は1923年創業。同社は「元祖柿の種」や「柿チョコ」などをはじめとした米菓を主力に製造していたほか、パンや食料品等の食料品をスーパーや売店、SAなどで土産物として販売されていました。

しかし近年は売り上げ不振が続いており業績は低迷。厳しい経営状況の中、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりお土産販売からの売上がさらに減少。人員整理など経営改善をはかるも、過去の借入金などから資金繰りが限界に達したため今回の措置となりました。

また2023年には「阿部幸製菓株式会社」に事業を譲渡しており、2023年6月に同社のもとで設立された同名の新会社「浪花屋製菓株式会社」に事業を継承し、「株式会社摂田屋管財」は特別清算などを進めていました。

負債総額は約9億9000万円の見通しです。

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