奈良県下市町でこんにゃくの製造を手掛ける「株式会社オーカワ」とその関連会社である「大川商店株式会社」が、事業を停止し自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。負債総額は2社合計で約43億100万円の見通しです。

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株式会社オーカワ 倒産までの流れ

株式会社オーカワは1985年設立。同社は主にこんにゃくの製造を手掛け、胡麻豆腐・ところてん・和風デザートの製造販売も行っていました。また大手食品スーパーや食品商社など計800社近くを取引先に持つほか、ラジオCMで商品紹介をするなどその事業規模は関西のこんにゃく製造業者としてはトップクラスでした。

しかし、国内のこんにゃく製品市場が縮小したことで同社の売り上げが悪化。また原材料価格が高騰するも、こんにゃく製品は価格転嫁が難しく業績はさらに悪化しました。さらに同社食品の不良による自主回収や、設備投資の借入金による資金繰り逼迫のため、これ以上の事業継続は困難と判断し今回の措置となりました。

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