山形県米沢市に本拠を置く温泉旅館経営の「株式会社東屋」が、破産手続の開始決定を受けたことが明らかになりました。2024年10月末時点の負債総額は約2億5900万円です。

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株式会社東屋 倒産までの流れ

株式会社東屋は1983年設立。同社は山形県の白布温泉にある温泉旅館「東屋」を経営を手掛けていました。同旅館は客室数18室・収容人数60名の温泉旅館で米沢市では人気を博していました。

2000年には隣家からの出火で類焼の被害を受けるも、2001年には約3億円の資金を投下して旅館を再建していました。
しかし、東日本大震災による原発事故の風評被害もあり客数が減少し業績が悪化。また新型コロナ感染症拡大がこれに追い打ちをかけるなど厳しい状況の中、再建時の借入金が資金繰りを逼迫していたため、2025年に事業を別会社に譲渡し今回の措置となりました。

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