大阪府は、大和ハウス工業株式会社と株式会社オンテックスの2社に対し、運営する温浴施設において景品表示法に基づく措置命令を出したことを明らかにしました。
目次
大和ハウス工業株式会社 概要
会社名 | 大和ハウス工業株式会社 |
代表者 | 芳井 敬一 |
所在地 | 大阪市北区梅田3丁目3番5号 |
法人番号 | 6120001059662 |
業種 | 建設業 |
資本金 | 1,616億9,920万1,496円 |
株式会社オンテックス 概要
会社名 | 株式会社オンテックス |
代表者 | 小笹公也 |
所在地 | 大阪市北区梅田3丁目3番5号 |
法人番号 | 3120001032309 |
業種 | 建設業, 生活関連サービス業,娯楽業>洗濯・理容・美容・浴場業>一般公衆浴場業 |
資本金 | 9,000万円 |
大和ハウス運営の「岩塩温泉りんくうの湯」「岩塩温泉和らかの湯」への措置命令について
大和ハウス工業株式会社が運営していた「岩塩温泉りんくうの湯」と「岩塩温泉和らかの湯」では、ヒマラヤ山脈で産出された天然ミネラルを豊富に含んだ「ブラック岩塩」「ピンク岩塩」を使用した「岩塩温泉」であるとし、「含硫黄・ナトリウム・塩化物泉」に類似しているとして「切り傷、火傷、慢性皮膚炎、慢性婦人病・糖尿病・高血圧・関節痛・打ち身、 動脈硬化神経痛、慢性消化器炎、胃弱、冷え性など」の効能を謳っていました。しかし実際には「ピンク岩塩」は確認されず、効能を表示できる医薬品や医薬部外品ではないとして措置命令を受けるに至りました。
また、「岩塩温泉りんくうの湯」では6年前に条例改正で施設が入湯税の課税対象となったため、工業用水の使用へ切り替えたとのことです。
オンテックス運営の「和泉橋本温泉 美笹のゆ」への措置命令について
株式会社オンテックスが運営していた「和泉橋本温泉 美笹のゆ」では、「岩風呂」が「人工温泉」の「アルカリ性単純温泉」であるとして、「疲労回復、神経痛、不眠症、動脈硬化など」の効能を謳っていましたが、実際に使用されていたのは「ソーダ灰(炭酸ナトリウム)」であり、効能を表示できる医薬品や医薬部外品ではないとして措置命令を受けるに至りました。
また、「二股温泉風呂」では「二股炭酸カルシウム温泉」であるとして「あせも 荒れ性 しもやけ しっしん 冷え性 うちみ くじき 肩こり リュウマチ 腰痛 神経痛 疲労回復 痔」の効能を謳っていましたが、実際には開業以来医薬部外品の補充をしておらず、効能を表示できる状態ではないとして措置命令を受けるに至りました。
措置命令を受けた施設に対するネット上の評判
措置命令を受けた施設に対してネット上では様々な評判が投稿されています。
二施設が大和ハウス工業所有で一施設がオンテックス経営…
どちらも大企業だが…温泉表示で「りんくうの湯」「和らかの湯」「美笹のゆ」に措置命令 工業用水を温め入浴剤を入れていた https://t.co/lBux2xoC2k
— StayHomeTown🏘鬼滅のゆる温泉ソムリエCCWonline♨️10th (@CCWonline2) 2019年8月27日
#大和ハウス工業#工業用水
温泉詐称
りんくう・和らかの湯
株式会社ビーバーレコードが運営
工業用水 尼崎市水道HP
飲用に適する水ではありません。
工業用水は、河川から取水した水に凝集剤を注入し、水中の浮遊物などを固まりにして沈殿させただけで、水道水のような濾過処理や、塩素殺菌処理は無し https://t.co/Nj12vX1XJc— Tomo (@0zs1550) 2019年8月27日